SKY-HIさんが漫画でお悩みを解決する「SKY-HIの漫画人生相談室」。
今回の相談者は来年からドイツへ旅立つ方。
異国の地で暮らす不安を吹き飛ばす漫画を、SKY-HIさんがセレクトします!


いつもSKY-HIの音楽やYouTubeに励まされて勉強やバイト頑張れています。
来年秋からドイツに留学する予定なのですが、あと一年でドイツ語が喋れるようにならないといけなく、留学までに喋れるようになるか不安の毎日です…。
日本語が通じない異国の地で力強く生きていけるような漫画を教えてください
 

【回答】

異国の地、という事で非常に迷いました。
『ミンゴ』みたいに、イタリアから単身で来た男の子が、文化の違いや偏見で苦しみながらも楽しく日本で暮らしている話も面白いですし(実際にイタリア出身の方が書かれてるんですよね)、
スポーツ漫画や音楽漫画は特に海外編がアツくなる事も多いです。
『BLUE GIANT』のダイのドイツ編はもう、毎話毎話胸が熱くなりますし、
『ファンタジスタ』でてっぺいがイタリアに行った時も、それこそ偏見のある中での感動的な成長だったな…。
そこら辺もいつか語らせてください(笑)
 
そんな訳で、最初は個人的に一番胸を打たれた『BLUE GIANT』にしようかと思ったのですが、
彼らは寄る辺がない中でも、楽器やサッカーなど、自分の中で「言語のいらない確固たる武器」があった事も大きいので、
相談者さんから得られる情報だけで、「言葉の通じない異文化に放り込まれた人間の活躍に鼓舞される漫画」に絞ろうと、今回は
 

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『創世のタイガ』ⓒ森恒二/講談社


『創世のタイガ』をおすすめさせていただきます。
 
「異世界転生物」が流行りに流行っている中で、「あり得ない事にリアリティを持たせる天才」である森恒二先生が連載中の本作は、やはり徹底的にリアルです。
現代に生きている大学生の男女が旧石器時代にタイムスリップしてしまう、という思いっきりなフィクションではあるわけですが、
時代背景、力の差、文化の感覚、その全てが圧倒的にリアルで、「なんとなくなんとかなった」という事は全くありません。
胸が痛くなるシーンもあるかと思います。
そんな中で、「現代よりも自分の知識や身体能力が活かせる」と、現代より随分と活き活きして見える主人公のタイガや、適応しようと努力する仲間、やはりずっと適応できない仲間、
その全てがおそらく現実で異国の地に立たされた時にリアルに感じる感情なのだと思います。
 
現実問題、ドイツほど文明と文化の整った国でしたら、行って早々命の危機…とはならないでしょうけど、それでも不安はあって然るべきですよね。
 
仕方ないと思います。
今までずいぶんと長い事触れていた「当たり前」が急に消失するわけですから。
 
もしうまくいかない時には、あなたの中にいる「タイガの友達たち」に思いを馳せて、
「そりゃそうだよな言ってもここは勝手知らない所なんだもん不安にもなるよな。うまくいかない事もあるよな。」と慰めてあげてください。
 
でも、今までと違う地にてもう一度人生を始められるというのは、同時に夢のある事だとも思います。
 
きっと何らかの目標があって留学されることと思いますが、是非チャンスを見つけたらタイガの様に思う存分、「今までは出せなかった自分」を出して活躍してやってください。
聞くところによるとドイツは凄く文化に対する気持ちのアツい国ですよね。
楽しんできてください、羨ましいです!

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