『頭文字D』の系譜を継ぐ新公道最速伝説『MFゴースト』。その担当者であるにも関わらず、クルマのことをまったく知らない若手編集者ウワイ。そんな彼の力になるべく、クルマライター・アンドーが立ち上がった。クルマと、クルマを通じた“モテ道“を学ぼうとする男の成長物語、はじまりはじまり〜〜!

第1回 ウワイ、軽スポーツのコスパの良さにびっくり! の巻 


この春入社したばかりの若手編集部員ウワイ。
これは、時代の波に乗れない彼がクルマを乗りこなすまでを描いた物語である―――


〜登場人物紹介〜

ウワイ
ヤンマガ編集部期待(?)のルーキーにして、『MFゴースト』の新担当。勉強はできるがクルマのことはさっぱりという“さとり世代”。 


・クルマライター アンドー
自動車メディア業界で暗躍するフリーの編集ライター。風貌も発言もうさんくさいが、クルマに関する知識やクルマ愛は本物。


アンドー
主旨はわかったけどさ、”DT"ってなんの略なの?
ウワイ
そ、それは……。『MFゴースト』同様、読者諸兄に推測していただくということで……。
アンドー
気になるじゃん。あ、「ドライブ・テクニック」とか? けど、前のタイトル同様、担当者に関係することなのかな?
ウワイ
ギクーッ!
アンドー
……ふふふ、グーグル先生に聞いたらすぐわかったぜ。まさかキミが、“30歳を超えると魔法使いになれる”という、あの「DT」だったとはな!
ウワイ
……黙っててすみません。
アンドー
いや、別にここでカミングアウトしなくていいけどさ(笑)
ウワイ
ただ、その「30超えると魔法使い」説は、他言無用でお願いします。世の中にDTが増えると少子化に拍車がかかってしまうため、どうやら政府もこの事実を公表していないらしいのです。
アンドー
(コイツ本当はバカなんじゃ…)う、うむ……。オレとしても本当はキミに立派な魔法使いになってもらいたいところだが、DT捨てると世界が変わるぞ!
ウワイ
ボクはそこらのボンクラとは違うので、簡単に捨てません。
アンドー
なるほど。アホなこだわりだと思うが、そういうところが、昨今の「若者のクルマ離れ」にも通じているかもしれん。冒険やチャレンジをしないってところがな。
ウワイ
間係ないと思います。
アンドー
(無視して)そこで、だ。今回はウワイくんのような草食男子にもクルマの楽しさを実感してもらうべく、最適なクルマを借りてきた。軽自動車のコペンだ!
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ウワイ
ボクが見たことのあるコペンとは形状が異なります。
アンドー
うむ、現在のコペンは、基本3パターンのスタイルがある。これは「セロ」という、丸型ライトの可愛さアピールタイプだ。
ウワイ
レトロで趣があります。
が、やはり機能美がないと、理系の僕としては満足できませんね。
アンドー
キミはイヤな理系だな。
でも安心したまえ。ポチっとな!
ウワイ
屋根が動いた!
アンドー
そう、ボタンひとつでね!
ウワイ
すごいギミックですね。これは屋根を開け閉めしながら走ることも可能なんでしょうか?
アンドー
基本的には車両が止まってないと無理だ。
ウワイ
では、信号停車中に開け閉めしていて、動作中に信号が青に変わったらどうすれば?
アンドー
ルーフが半開き状態のまま走らなければならんが、それだと危険だし、ダサいしで、最モテへの道は険しくなるぞ!
なにごともスマートにこなさなければイカン!
ウワイ
勉強になります!
アンドー
そうだろう。
じゃ、とりあえず乗ってみたまえ。
ウワイ
はい。
…座る位置が深くて、スポーツカーらしいなぁ。
アンドー
雰囲気あるだろう。エンジンは660ccだからあまり速くないけど(笑)
スポーツカーらしい俊敏さは十分感じられる。
ウワイ
軽自動車のスポーツカーってほかにはないんでしょうか?
アンドー
ホンダのS660ってのがあるよ。あっちはMRだけど。
ウワイ
後輪駆動なわけですか。
アンドー
こちらはFFで前輪駆動。
まったく性格の違う2台だが、両極端で面白いよ。長嶋と王、馬場と猪木みたいなもんだな。
ウワイ
例えが古いですね。
アンドー
うるさい! 女子だってグラマーとスレンダーで好みが分かれるだろう? クルマも女子も十人十色。まずは好みのタイプを選んでみろってことだ!

今日の試乗車


ダイハツ コペン 185万2200〜212万7600円
維持費がリーズナブルな軽でも造りはしっかりスポーツカー
トランスミッションは5速MTのほか、7速CVTも設定。AT限定免許のウワイも安心!

「タイトでスポーティな内装ですが、屋根を開けると開放感が圧倒的です!」(ウワイ)

乗り心地はあまり良くないが、固めの足回りが、スポーツ走行時に操縦安定性や路面との接地感を高めてくれる。スポーツカーならではのこだわりだ!

ウワイが「?」と思ったトランク内の仕切り板。これはオープン時に、ルーフがこの部分まで収納されるというマーキング。なんだ、ただの親切設計か!

ウワイと学ぼう!コペンの歴史


・2002年 初代コペン発売
軽スポーツ冬の時代に終わりを告げたモデルで、FFレイアウトによる優れた居住性と、低重心でキビキビした走りが特徴。屋根は電動開閉式ルーフとセルフ脱着式ルーフを設定。

・2014年6月 2代目モデル(現行型)発売
モデルチェンジを敢行し、「ローブ」と呼ばれるスポーツカーらしいデザインと、パネルを脱着&変更できる“着せ替え構造”を採用。

・2014年11月 「エクスプレイ」を追加
半年遅れで登場したデザイン変更バージョンで、モデル名は「エクスプレイ」。アクティブな雰囲気のスタイリングを表現している。

・2015年12月「セロ」を追加
最新の追加モデルは今回の試乗車でもある「セロ」。初代モデルのような丸型ライトを採用し、親しみやすさを表現している。ちなみにボディパネル交換費用は35万円前後だ。


※こちらの記事の情報は2018年ヤングマガジン39号(9月10日発売)時の情報です

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