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車中泊でいくクルマ旅の基本を紹介する第1回目。今回は、クルマ旅の計画を立てる際のベースとなる考え方を伝授しよう! 車中泊でのクルマ旅は自由! しかし、それは成り行きまかせとは、じつは少し異なるのだ。

車中泊で楽しむクルマ旅の計画


自由だからこそ、計画によって旅の成否が大きく異なるのが車中泊。注意すべきは、冒頭にも書いたが、「自由=成り行きまかせ」ではないこと。もっとも、何時までに○○○に到着して、何時までに△△△をして‥‥と、ガチガチに計画を練る必要はない。ある程度、柱となる計画を立てておくこと。そして利用しようとしている施設の営業時間や定休日は、しっかりと事前に調査しておくこと。さらに可能なら、車中泊をする場所は明るいうちに見ておいたほうが無難なので、それぐらいの余裕をもった計画にしておくと、ベターといえるだろう。


まずは移動時間と距離を把握する


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現在では、ナビやWEBサイト、アプリなどで、手軽に移動距離や時間は算出できる。ぜひとも参考に!


では、実際に計画を立てる際に、まず基準となる項目は何か? それはやはり移動時間だ。特に一日で何カ所かをまわる場合、その途中の移動時間を読み違えると、計画そのものを変更しなければならなくなるおそれが生じる。まずは、それぞれ一日でまわる目的地と、そのルート、そして移動時間を把握すること。ここで無理な計画を立ててしまうと、結局、「成り行きまかせ」と変わらなくなってしまう。バランスを考えて計画を練ることが大切だ。


一日の行動開始を決めて逆算する


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朝から効率よく行動できるのが車中泊の魅力。ぜひとも、そのアドバンテージを活用したい。


目的地での朝の行動開始時間を何時に設定するかでも、計画は大きく変わる。朝イチで訪れようとしていた博物館の開館時間が9時だった場合、車中泊していた駐車場からの移動時間を加味して、何時に起床するか? そのために何時に就寝するか? といった逆算ができ る。山登りでいえば、ロープウェイやケーブルカーの始発時間に合わせて、朝のスタートを決めるイメージだ。


計画どおりにいかないのは当たり前。代替え計画も重要


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渋滞に巻き込まれると計画が大きく変わることも。SA・PAでの仮眠で時間調整をしてもいい。


とはいえ、状況に合わせた臨機応変な計画変更も大切。大渋滞で予定より移動時間が長引いてしまい、その遅れを取り戻すために、寝不足での運転やスピードの出し過ぎは、かえって危険。そういった意味では、余裕をもったプランニングはもちろんのこと、アクシデントがあった場合の代替え計画を、大ざっぱでいいので考えておくといいだろう。



計画を立てるおもな順序


:旅の目的と目的地、全体の日数を決める。

:車中泊予定地と目的地、移動時間を考慮した全体のルートを考える

:睡眠時間、食事時間、入浴時間、移動時間などを差し引いた場合の、一日の観光時間やアクティビティにかける時間を導き出す。

:目的地内の行動時間(移動距離)、体力(自分および同行者)、時期(夏休みや冬休み、GWなどの混雑)を考慮して、上記の3の時間を、一日ごとに割り振る。

:全体を見直して、エマージェンシーのための場所やルートを加味しておく。


上記で注意すべきは「4」だろう。体力や時期によって目的地に費やす時間や距離は大きく変わる。実際に行ってみて「こんなはずじゃあ……」なんこともよくある話。しかし、こういった場面でこそ「車中泊の自由」が活きてくる。無理のない計画に変更し、安全にクルマ旅を続けてほしい。


次回は「車中泊でいくクルマ旅の基本Part2」を紹介します!