「講談社コミックプラス」に掲載されたヤンマガWeb掲載作品のレビューをご紹介!!

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最近ずっと疲れてるんですよ。寝る寸前までスト6のゲーム実況ガン見してるのが原因なんですけど。なので目覚めも最悪。自律神経もみじん切り大セール中です……。

青い空を見ては鬱々とした気になってしまう。どうして世界はこんなに美しいのに私は16時まで惰眠を貪り顔も洗わず昨日と同じ服を着ているのか……。なんてダメな人間なんだ……。そうだ、自分以下のものを見て自己肯定感を上げるしかない泣泣泣下を見ることしかできない愚かな私を許してくれ。

ということで、気になっっていた漫画『ねずみロワイアル』を読んでいきます! だってねずみの漫画ですよ。若干タイトルに不穏を感じるものの、人間様の世界ランキングにねずみが入ってこれるわけがなかろう、と。思っていた時期が私にもありました。


うっひょ~~~! バトロワって言ったら生涯厨二の私がリアル中二の時の教科書、まさに青春みたいなものじゃないですか! 当時は映画に漫画に盛り上がり、やはり原作しか勝たんと小説を読み……エーン懐かしい。BA-TSUの制服欲しかった。


さっくり始まるねずみ同士の殺し合いですが、ねずみでも怖いもんは怖いです。めちゃくちゃ直球にバトロワやってますこれ。
登場人物がねずみだから、かわいい~とかシルバニア~になると思うじゃないですか。ちがいます。人間関係もびっくりのねずみ関係ですよ。みんな人間味に溢れすぎたねずみです。

ちなみに推しはリボンちゃんっていうプリティー&スパイシーな女の子です! 
リボンちゃんの自分の「かわいい」の使い方をわかっているところとか強かなところとか大好きです。抱きしめてあげたい。
……でも悲しいけどこれバトロワなのよね。



ルールに則り殺し合いを始める者、みんなで脱出を考える者、ねずみの数だけ考え方とストーリーがあります。

見た目はねずみなんですが、人間のダメな煮凝りみたいな部分とか、逆に信じられないくらい綺麗な部分だとか、他のものを蹴落としても生きてやろうみたいな、しぶとい生存本能だったりとか。改めてバトロワって最高の地獄だと実感しました。
擦り切れるほど読んだオマージュなのにいつまでも味のするガムみたいです!

ねずみ捕獲マシーンで次々と自分から罠に入って行って出られない愚かなねずみを見てる気分になりながらも、人間もあんまり変わらないなぁとも考えたりする漫画でした。

古のバトロワ好きにはもちろん読んで欲しいですし、刺激に飢えた獣(漫画好き)にもぜひぜひ読んで欲しいです!


※こちらの記事は講談社コミックプラス5/31更新の記事を再編集したものです。


レビューアー/うるける伊達
不労所得で暮らしたい、ゲームと漫画とアニメとフィギュアが好きな典型的オタクくん。休日はサウナ。



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