TVアニメ『パリピ孔明』放送スタート!
月見英子役・本渡楓×諸葛孔明役・置鮎龍太郎 特別対談!

本作の見どころや魅力、アフレコ秘話を語る!

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© 四葉夕卜・小川亮・講談社/「パリピ孔明」製作委員会


ついにアニメ放送スタート!


4月よりスタートしたTVアニメ『パリピ孔明』。
“メンタル復活系エナジーエネルギッシュTVアニメ”と銘打った本作は、アニメーションスタジオ・P.A.WORKSが初めて漫画原作のアニメ制作を担当。
さらに、ヒロインの月見英子役は演技と歌唱を分けたWキャスト体制でお送りするなど、名実ともにアニメ界に新たな風を巻き起こしています。
 
今回は、TVアニメ『パリピ孔明』で月見英子役を務める、本渡楓さんと、諸葛孔明役を務める置鮎龍太郎さんの対談企画が実現!
 
「クローゼットの中からありったけの“英子”を集めました!」と言いながら、英子をイメージしたスポーティーな私物の衣装で登場した本渡さん。
対する置鮎さんも『パリピ孔明』らしい華やかなシャツで登場しましたが、どうやら普段から派手な洋服がお好きなようで…?
 
本作の魅力や見どころ、お互いの印象からアフレコ秘話までたっぷりと伺いました!
 
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本渡楓(ほんど・かえで):声優。『ゾンビランドサガ』の源さくら役をはじめ、『takt op.Destiny』のアンナ・シュナイダー役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。『パリピ孔明』では、ヒロイン英子役を務める。

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置鮎龍太郎(おきあゆ・りょうたろう):声優。『新世紀GPX サイバーフォーミュラ』のフランツ・ハイネル役、『CLANNADークラナドー』古河秋生役など数多くのキャラクターを演じる。『パリピ孔明』では、諸葛孔明役を務める。

 
――『パリピ孔明』の原作を初めて読んだときの感想はいかがでしたか?
 

置鮎:まず、タイトルが“パリピ”ですからね(笑)。どんな話なんだろうって読み進めていったら転生モノでしたか! と驚きました。主人公が歴史上の人物であり、転生者という設定は、僕にとって初めてだったので衝撃的でしたね。ここから孔明は、一体どんな風にパリピになっていくのだろうと思いましたが、彼は例えるならドラえもんポジションなんですよ。英子が歌手として開眼していくまでの道のりを、軍師として支えて導いていく、それが孔明なんですよね。
 

――ご自身の演じられたキャラクターの印象はいかがでしたか?


本渡:初めて英子というキャラクターと出会った時は、すごく天真爛漫で、孔明と掛け合ったりするだけあってエネルギッシュで声も大きそうな子だなと。でも、物語を追っていくうちに、確かに明るい子だけどパリピではないし、自分に自信が持てなかったりするところもあるので、どちらかといえばナイーブな子なんだと感じました。だけど、英子は人を巻き込んで、どんどん仲間を増やして、結果的にすごく周囲から応援されるんですよね。だから、周囲からすると英子は力を貸したくなるような存在でもあると思いました。

 
置鮎:あまり感情的にならないキャラクターという印象を孔明に対して持っていたのですが、『パリピ孔明』の孔明は、時にはしたたかに策を練るなど少し腹黒い部分が随所に描かれていて、そういう一面もあるんだなと思いました。

 

アフレコを終えた今、気になるあのキャラクター


 
――確かに、話が進むにつれてどんどん仲間が増えていきますよね。アフレコを終えてみて気になるキャラクターやキャストはいらっしゃいましたか?
 

置鮎:アフレコは、僕と英子ちゃん(本渡楓)とオーナー(福島潤)の3人で収録することが多かったよね。
 

本渡:そういえば、アフレコが始まった最初の頃に、制作スタッフの方から「この作品のヒロインはオーナーの小林さんです!」と言われたのがすごく印象的でした。あれ、英子は?って(笑)。でもオーナーは紛れもなくヒロインでしたね。可愛かったなあ。
 
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↑ 明と英子に惜しみなく協力してくれるオーナー小林。実は影のヒロイン(?)


置鮎:オーナーは本当に良いキャラだった! 原作はもちろんですが、福島潤くんが演じることによって、なんだかキュートな部分がプラスされたよね。三国志マニアっていう設定もすごく活きていたと思います。
 

本渡:あと“ささっちょ”こと佐々木くんっていう、KABEの学生時代の友人がいるんですけど、彼がすごく好きでした。ささっちょは、ふくよかな見た目のキャラクターなんですが「この人はどんな声なんだろう?」ってずっと思っていたんです。すごく絶妙な声をしていて「そんな声をしてたの!?ささっちょ〜!」ってメロメロでした(笑)。ラップに真摯に向き合うという内面も素敵で、とにかく良いやつなんですよ。
 

制作陣大絶賛!ラップシーンの裏話


 
置鮎:KABEといえば、彼を演じる千葉翔也くんのラップシーンは相当な見せ場になるでしょうね。
 

本渡:ラップシーンはアフレコとは別で録られてましたよね。孔明のラップもすごかったです。原作でも「ラップじゃなくてお経だな…」っていうセリフがあったと思うんですけど、新しいお経ラップというか。本当に素敵でした。
 

置鮎:さすがに本場のラップはできないからね。だからお経みたいなラップって言われるのはちょうど良いのかも(笑)。
 

――ラップのシーンは、原作者の四葉先生や本間監督も大絶賛されていました。
 

置鮎:オーディションでもラップのシーンがあったから、事前に渡された仮歌と楽曲をがっつり聴いて覚えて臨んだんですよ。だけど、オーディションの時はそこまでで良いですって言われて途中で止められちゃって(笑)。めちゃめちゃ頑張ったから、最後まで演りたいなと思っていたのでこうして歌えてよかったです。
 

本渡:ラップバトルのシーンは、アニメーションだからできる遊びが効いていて、途中で孔明が優勢になったり、フロアの空気が持っていかれるシーンとか…。個人的には思わず笑っちゃうような演出がたくさんありました。
 

置鮎:その辺りは原作でもしっかり描かれていましたが、アニメではさらに汲み取って面白い映像になっているので、ぜひ注目してほしいです。
 

お互いの第一印象とアフレコ秘話


 
――アフレコが始まる前と、実際に一緒にアフレコが始まってからのお互いの印象を教えてください。
 

本渡:ガヤの一部で置鮎さんとご一緒したことは今までもあったのですが、しっかりとセリフの掛け合いをしたのは、今回が初めてでした。まず、いつも着られているお洋服がすごくカラフルで(笑)。今日は白と黄色とピンクだ! って、そういう印象から始まりました。あと、私はアフレコ現場になると、役と向き合うので手一杯になってしまうのですが、そんな時、置鮎さんが他愛もない世間話や色々な話を振ってくださって、すごく朗らかな空気を作って下さいましたね。
 

置鮎:今回のアフレコ現場では僕が年長者だったので、最初の頃は自分がしっかりしなきゃと思っていたんですよ。でも、孔明を演じているときに、年長者の意識みたいなものが表れてしまっていたみたいで「孔明はリーダーではないので、先生みたいにならないように! あくまでも英子にお仕えする立場なので」って言われました。確かにそうだよなと。そこから共演者に積極的に話しかけるようになりました。
 

――置鮎さんから見た本渡さんの印象はいかがですか?
 

置鮎:もう上手!って率直に思いました。英子さんだなって。付いていきます!(笑)。
 

本渡:ありがとうございます!こちらこそ付いていきます(笑)
 

――改めて終えてみて、お互いの演技にどんなことを感じましたか?
 

置鮎:曇りのない澄んだ空気感で英子を表現してくれたので、僕も受け入れやすかったです。僕もそこに乗っかろうと。
 

本渡:いや、でも孔明は本当にブレないんですよね。1話で転生して渋谷に降り立った時も変わらずに孔明ですって名乗り続けているし、英子がどんなツッコミを入れてもびくともしないし。そういう何があってもブレない孔明がいるというのはとても安心感があって、セリフに思いを込めやすかったです。本当に頼りになりすぎる軍師だなって思いました。あと、すごく優しくて母親っぽさを感じるというか(笑)。
 

置鮎:どちらかというと僕は父親より母親キャラらしいんですよね。父親キャラを強いてあげるなら、福島くんかもね(笑)。
 

本渡:そんな気がします。3人でのアフレコの待機時間に、まず優しく話題を振って下さるのが置鮎さんなんですよ。
 

置鮎:それで、ちゃんと面白い答えを返してくるのは福島くんなんだよね。
 

本渡:本当に絶妙なバランスでしたよね。
 

一番の苦戦とお気に入りのシーン


 
――演技の面で一番苦戦されたところを教えてください。
 

本渡:英子にはずっと苦戦していましたね。アフレコの時に「渋谷にいそうな感じで!」とディレクションされたことがあって、実際に渋谷に行ってみたりしたんですけど(笑)。
 

置鮎:アフレコしていた時はちょうど自粛期間中だったから、渋谷に人がいないんだよね。
 

本渡:そう! いないんですよ! しかも、アニメでは原作以上に色々な表情を見せてくれるので、そういった表情の変化や、そもそもの英子の立ち位置やマインドを理解するまでがすごく大変でした。
 

置鮎:歌うことで輝く子だっていうことを孔明はすぐに見抜くし、それくらいしっかりとした素養を持っている子なんだよね、英子って。でも自分から前に行くっていうのができない存在じゃないですか。そこをずっと模索しているキャラクターだよね。
 

本渡:そうですね。だから英子が音楽で悩んでいる時は、私は英子で悩んでいるみたいな…。英子と共通点みたいなものを感じながら、自分と戦っていました。
 

置鮎:孔明の場合は、まず孔明っていうところが難しいですよね。過去にも三国志の色々なキャラクターを演じてきましたが、三国志にめちゃくちゃ詳しいかと言われたらそうでもない。だからオーナーが言っている孔明や兵法の話を聞いて、なるほどねって理解を深めていました。
 

――お気に入りのシーンはありますか?
 

本渡:1話の最後のシーンですね。
 

置鮎:「私があなたの軍師になります」ね。僕もそのシーンです。
 

本渡:やっぱりあのシーンなしでは語れないですよね。英子が今まで誰にも言ってこなかったであろう思いを、ほぼ初対面の孔明に吐露して、そこから流れるエンディング…! もう涙が止まらない! こんなに響くんだ『パリピ孔明』って、言葉にならない思いでいっぱいになりました。
 
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↑ 二人の絆が芽生えた1話のラストシーンは必見!

置鮎:視聴者の方も明るくて陽気な方ばかりではないと思うし、やっぱり薄暗い気持ちを抱えて暮らしている方もいると思うんですよ。そこが英子と重なる部分なのかなって。誰かに背中を押されたり、導いてもらったりすることで前に進む。そういう存在がいてくれたら良いなと感じる方も多いと思います。だから、すごく共感しやすいシーンに仕上がっているんじゃないかな。
 

――最後にこれからアニメをご覧になるファンの皆さまへメッセージをお願いします。
 

置鮎:これからはライバルも出てきて、仲間も増えて、とにかく色々なキャラクターがどんどん出てきます!バトルもあったり、とても面白い展開が待っているので、楽しみにしていてください。
 

本渡:登場人物たちには、それぞれ悩んでいることがあるんですけど、孔明が渋谷に降り立ったおかげで、みんなすごく人生が変わっていくんですよ。その過程が見ていて気持ち良いですし、泣けるし元気もでる。あと、三国志の歴史についても毎話登場するので歴史に詳しい方はテンションが上がるんじゃないかなって思います!
 

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© 四葉夕卜・小川亮・講談社/「パリピ孔明」製作委員会



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