『初恋は血の味がする』単行本第1巻発売!
2022年4月20日、ヤンマガWebオリジナル連載作品『初恋は血の味がする』単行本第1巻が発売!
ひとりぼっちな少女の癒しは【殺人鬼】でした。母の前では問題のない良い子を演じ、学校ではいじめられっ子として過ごす。孤独な女子高生・小野寺莉心(おのでらりこ)に優しいのは担任の九条(くじょう)先生だけ。彼に恋心を抱く莉心だったけど、優しい先生のヒミツを知ってから少しずつ歯車が狂いだしていく‥‥。無垢ラブ・サイケデリック・サスペンス。
さらに、ヤンマガWebでは『初恋は血の味がする』作者・山田憂香氏の過去作『花男』『充の脳みそ』『事故物件彼女』を本日より一挙公開! 新世代のホラー漫画家に大注目だ!
→ヤンマガ月間賞入選、初執筆作品『花男』はこちら!
→第78回ちばてつや賞期待賞『充の脳みそ』はこちら!
→ヤンマガサード掲載読み切り『事故物件彼女』はこちら!
山田憂香氏特別インタビュー!
弱冠16歳にして描き上げたホラー漫画で、ヤンマガ月間賞に入賞。現在まで一貫して「ホラー」をテーマに漫画を描き続け、現在ヤンマガWebで『初恋は血の味がする』を連載中の山田憂香氏。
そこで、ヤンマガ編集部所属、日本でもトップクラスのホラー漫画マニアの編集部員が山田氏にインタビューを敢行! 若くしてホラー漫画に出会ったきっかけや、ここでしか聞けない裏話を聞かせていただきました!
山田氏・ホラー漫画との出会い
初めまして。ヤンマガ編集部のホラー漫画好きです! 本日はよろしくお願いいたします!
早速ですが、若くしてホラーを描いている山田さんの漫画遍歴が知りたいです。今までどんな漫画を読んでいましたか?
手塚治虫先生もホラーの名作は多く残していますが、手塚先生からホラーに入るのは珍しいかもしれないですね。
あーっ、やっぱり(笑)。
同級生に花を植える少年を描いた『花男』。アングラ作品からの影響を強く受けている。
作品を読んでいても、古屋兎丸作品や丸尾末広作品は通っているだろうなと思っていました。当初の作品に比べ、最近の『初恋は血の味がする』や『事故物件彼女』を読むと、だいぶ絵柄がポップになってきたように感じますが、これは意識的に変えたのですか?
ひとつの作品の中でホラーとギャグを同時に描いているというと、山咲トオル先生が「ズンドコホラー」というホラーギャグの概念を打ち出していましたが、それとは緩急の付け方とかがまた違っていて、新しいなと思いました。「ズンドコホラー」って、さすがにわからないですよね(笑)。
読みやすい絵柄にし、ギャグを盛り込んだ『事故物件彼女』。ここまで作風を柔軟に変えるのは至難の技!
『初恋は血の味がする』誕生秘話!
恋した先生は殺人鬼だった‥‥! 『初恋は血の味がする』
ええっ! そうだったんですね。
ええっ! そうだったんですね。
ホラーの遺伝子たっぷりな過去作を振り返る
「描きたいものを詰め込んだ」と、思い入れのある作品『充の脳みそ』
『充の脳みそ』もとんでもない作品ですね。目の書き込みとかすごいですよね。
90年代ホラー漫画を彷彿とさせる強烈なシーン!
ホラーの遺伝子がビシビシ伝わってきます。今読み返すとどうですか?
作品は学校ものが多いですね。何か学校に思い入れがあったりするのですか?
学校はホラー漫画の鉄板ですからね!
(山田氏の担当編集、「ホラー漫画の鉄板」でウンウンうなずく2人を見ておおいに笑う。)
『充の脳みそ』もとんでもない作品ですね。目の書き込みとかすごいですよね。
90年代ホラー漫画を彷彿とさせる強烈なシーン!
ホラーの遺伝子がビシビシ伝わってきます。今読み返すとどうですか?
作品は学校ものが多いですね。何か学校に思い入れがあったりするのですか?
学校はホラー漫画の鉄板ですからね!
(山田氏の担当編集、「ホラー漫画の鉄板」でウンウンうなずく2人を見ておおいに笑う。)
『初恋は血の味がする』これまでとこれからについて
山田さんはこれまでは読み切り作品を描いてきて、『初恋は血の味がする』が初の連載作品ですよね。連載ということで、何か変わったことなどはありましたか?
作者にしかわからない感覚ですね。そのちょっと変の “ちょっと” 加減がすごくうまく感じます。この “ちょっと” で、先生より莉心のほうが怖かったりします。
いじめっ子に、先生と2人の写真をばらまくぞと言われた莉心。その返事が、ちょっと変で怖い!
では最後に、山田さんは今後もホラーを描き続けますか?
ありがとうございました!