新人漫画家さんたちがヤンマガで羽ばたいていくまでをお伝えするヤンマガ新人ニュース。
今回は第91回ちばてつや賞ヤング部門期待賞を受賞し、Xコンペで連載を獲得、そして間もなく、連載開始から1年が経つ『運命など存在しないので』の作者、井原タクヤ氏にインタビューしました!
『運命など存在しないので』
今回は第91回ちばてつや賞ヤング部門期待賞を受賞し、Xコンペで連載を獲得、そして間もなく、連載開始から1年が経つ『運命など存在しないので』の作者、井原タクヤ氏にインタビューしました!
『運命など存在しないので』
あらすじ
「あなた、本当に結婚したいのですか?」悩める相談者たちにズバズバ本音で斬り込む坊主でコワモテの結婚アドバイザー柏木は、「人を幸せにする仕事がしたい」と就職してきた新入社員の町田ユナたちとともに、結婚を目指す人たちに気づきを与え、成長させていく。どうすれば結婚できるのか?どうすれば幸せになれるのか?超リアルな令和の結婚相談所お仕事漫画!
作品が無料で読めるリンクはこちら

【プロフィール】
井原タクヤ(Takuya Ihara)

金融系サラリーマンから漫画家に転身。好きな漫画:『ドラゴン桜』『九条の大罪』『闇金ウシジマくん』『火の鳥』
「あなた、本当に結婚したいのですか?」悩める相談者たちにズバズバ本音で斬り込む坊主でコワモテの結婚アドバイザー柏木は、「人を幸せにする仕事がしたい」と就職してきた新入社員の町田ユナたちとともに、結婚を目指す人たちに気づきを与え、成長させていく。どうすれば結婚できるのか?どうすれば幸せになれるのか?超リアルな令和の結婚相談所お仕事漫画!
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井原タクヤ(Takuya Ihara)

井原タクヤさんに聞く!10の質問!
1.『運命など存在しないので』連載開始からもうすぐで1年が経つかと思います。まずはどのような経緯でこの作品が生まれたのか教えてください。
ヤングマガジン編集部さん主催のXコンペに参加することになり、「SNSで興味を持たれる作品はどんなものだろう?」と考えたのが最初でした。ただ、どんな視点で描くかはかなり悩みました。婚活を描いた漫画は多いですが、多くが婚活の当事者を描いたものだなと気付き、業界内部の視点で描いたものは珍しくて新鮮に映るのではないかと考え、仲人を主人公にした物語が生まれました。
2.連載を始める前と比べて漫画に対する意識や日々の生活などで何か変化はありましたか?
日頃ドラマや映画を視聴する際、構成や演出の意図を考えながら観るようになりました。
3.連載を続けていく中で大変なこと、反対に楽しいことはなんですか?
ネームに3〜4日かかってしまい、作画を3日で終わらせるというスケジュールがここ半年ほどの通常運転になってしまいました。とにかく時間がないのが大変ですが、初めての連載、全てが新鮮で楽しいです!幼い子供がいる中で、漫画制作に多くの時間を使うことに理解・協力してくれる家族には頭が上がりません。
4.『運命など存在しないので』は定期的にSNSでバズを生んでいるかと思います。打ち合わせや、SNSに投稿する際、バズらせるために何か意識されていることはありますか?
SNSでの反応は、毎話かなり意識しています。ネームを作るときも、物語全体の流れとは別に「見た人の関心を引けそうな1ページ」をまずイメージして、めくりや情報量を調整しながら設計していきます。ただ一方で、見た人の関心を引けそうな1ページと、1話を通して伝えたいテーマや感情にはズレがあるのが悩みどころです。
5.主人公の結婚アドバイザーの柏木のキャラが見ていて、とても痛快で魅力的だなと思いました。どのようなことを意識して、キャラクターを作られましたか?
「自分が婚活する立場だったら、どんな仲人に出会いたいか」を考えながら作ったキャラクターです。耳当たりのいい言葉よりも、厳しくても結果につながる言葉をくれる存在の方が本当の意味で優しいのではないかと思い、ズバズバ言う仲人を描こうと考えました。また、最近は特に「自分が憧れる職業人の姿」を意識して描いています。柏木は二言目には「合理性」と言うような人物ですが、彼の中には合理性を超える信念と情熱があります。そんな「プロフェッショナル」としての格好良さを感じられるキャラクターとして描いていきたいです。

6.本作を作り上げる中で一番こだわった部分、また力を入れた部分はどこでしょうか?
登場人物を単純な「正しい人」「間違っている人」として描かないことです。題材は婚活ですが、「正解が分からない中で人生を懸けた選択を迫られたとき、人は何を恐れ、何に執着し、どう歪むのか」という普遍的なテーマを意識しています。読み終わった後に、「自分だったらどうだろう」と少し考えてもらえる作品にしたいと考えています。
7.担当編集者との出会いとちばてつや賞にご応募された経緯を教えてください。
2年半前に、当時趣味で描いていた漫画をコミティアの出張編集部に持ち込んだところ、現担当編集者様に声をかけていただきました。その後月間賞、ちばてつや賞と順に挑戦しました。
8.担当編集者とのやり取りの中で印象に残っていることはなんですか?
「井原は人間を知りたいと願っているから作家なんだ」と言われたことです。そんな風に自身のことを考えたことはありませんでしたが、とても腑に落ちた感覚がありました。自分は昔から、「本人すら気づいていないような本音や矛盾」に強く興味を惹かれる人間であると、改めて気づかせていただきました。いつも作品の本質を言語化してくださる担当編集者様を、とても頼りにしています。

9.今後の目標や意気込みを教えてください。
「婚活モノ」としてだけでなく、「職業ドラマ」として多くの人に楽しんでいただけるような作品にしていきたいです。
10.これから月間賞・ちばてつや賞への応募を考えている方へ一言ください。
ヤングマガジン編集部さんはどんなに攻めた内容でも、受け止めてくれる懐の深さがあると思います。恐れずに自分の奥底にあるものを原稿用紙に叩きつけましょう!
井原タクヤさんありがとうございました!
ちばてつや賞・月間賞などヤンマガの新人賞はデビューへの近道!
ヤングマガジン編集部は力強い作品をお待ちしております!