ヤンマガとファッションが融合！
多くのファッション誌で活躍するスタッフを迎えて「ヤンマガをおしゃれに着こなす」大好評企画!!

「ヤンマガファッション劇場」第3クールは、ヤンマガ屈指のレジェンド作品が登場！

気になるその作品とは、カーバトルをテーマに若者たちの青春の疾走を描く『頭文字D』です。架空の山「秋名山」を舞台に繰り広げられる熱い戦い。その中心にいる4人のキャラクターの姿を、大阪の実力派お笑いコンビ・アキナがモデルとなって現実に描き出します。 

「藤原とうふ店」の息子で群馬県の高校に通う主人公・拓海は中学時代から豆腐の配達のために秋名山の峠を走り込んでおり、非凡なドライビングテクニックを自然と身につけていました。いつしか「秋名のハチロク」として次第に名の知れ渡る存在となり、峠を舞台にしたカーバトルの世界へと没入していくことに。個性豊かなライバルたちとのカーレースバトルを経ることで、自らのクルマである「ハチロク（AE86型スプリンタートレノ）」への愛着や拓海自身の精神的・技術的な成長などが緻密に描かれた姿が読者の心を掴み、社会現象にまでなった作品です。

現在ヤンマガにて連載中の『MFゴースト』は、頭文字Dの世界の数十年後となる世界。主要キャラは刷新されている一方で、頭文字Dのキャラクターたちも登場しています。 

13歳の中学生の頃から豆腐の配達を父・文太から命じられていた主人公・拓海。当然、無免許というくだりで、今の時代だったら初期設定はギリギリアウト？（笑）かもしれません。
しかしその無免許時代の「早く帰りたい」や「豆腐を崩してはいけない」という思いから生まれた拓海のドライビングスキルは唯一無二なもの。並み居るライバルを倒す、最大の武器となっています。 

コントも漫才もどちらも抜群という実力派コンビとして、数々のお笑いレースを勝ち抜くアキナ。その名の通り「秋名山」を連想させるコンビ名は、頭文字Dに持ってこいの配役ですね！

ここ数年、ファッションのひとつの大きな主流は90年代回帰スタイルです。そして頭文字Dの連載がスタートしたのは90年代中盤。つまり作中で描かれているファッションは、いまの若い人たちが参考にしているファッションの“ど真ん中”というワケです。

主人公・拓海のスタイルは基本的にデニム+Tシャツというシンプルでカジュアルなものですが、ストリート感をミックスさせた当時の若者の王道スタイルを歩んでおりなんとも洒脱です。そんな拓海が、令和2年の現在もし作中から飛び出してくるならこんなスタイル！？

まず注目すべきは現在若者を中心に大流行しているタックインスタイルを取り入れているところです。ハイオンスのモックネックロンTに、センタークリースがしっかりと刻み込まれたツータックパンツをチョイス。少し野暮ったさを感じさせるくらいクラシカルなアイテムを、オーバーサイズで“いま”っぽくまとめ上げています。

「なかなかこんなにお洒落な格好はできないですね」と笑う秋山さんですが、普段からファッ ションへの意識は高く、スニーカーに関しては300足を保有するほどだとか！

「大阪のアメ村とかに買い物で行くことが多いので、ハイウェストで着るというスタイルが若い子の間で流行っているなぁーっていうのはなんとなく知っていました。でもいざ自分がその格好をしてみるとちょっと照れ臭いですね......。ボクが着ても頑張ってる感だけ浮き彫りになってしまって、出落ち感ハンパなくネタ中はスベりまくりそうです（笑）」
とのことですが、秋山さんはスタイルも良くハイウェストもバッチリとハマってますよ！レトロなスニーカーやクラフト感溢れるネックレスもアクセントとしてよくお似合いです。

ただお笑いの壇上でスタートダッシュ失敗のスピンしてコースアウト！なんて姿をみたらヤンマガファッション劇場としては責任を感じてしまいます（笑）。切れ味鋭いオチをみせるアキナのネタは、まるで峠道の側溝にタイヤを落としてカーブを曲がりきる拓海の得意技「溝落とし」の様にエッジが効いてますからね〜。
普段通りのスタイルで、お笑いの先頭を走り続けている姿を期待しています！

パンツ¥7,800／USED（プロップストアアネックス）、スニーカー¥18,500／FOOT INDUSTRY（足下工業）、ネックレス¥3,700／Porter Classic（ダメージドーン セカンド）
※トップスは別途記載、ベルトはスタイリスト私物

アメリカのアスレチックブランド、キャンバーの1枚が今回のキーアイテム。度詰のヘビーオンスTシャツをアイデンティティとするブランドだけに、こちらのカットソーも男らしくゴワっとした厚手の生地が使われています。
また襟がハイネックとクルーネックの中間くらいに位置するモックネック仕様となり、少しレトロでスポーティなスタイルを生み出します。カルチャー色の強い90 年代のストリートシーンでは派手柄のモックネックが流行しましたが、昨今ではボーダーや無地のタイプでシンプルだけど首元にしっかりアクセントを付ける着こなしがおすすめです！

トップス¥5,500／CAMBER（ダメージドーン セカンド）

アキナ主演のヤンマガファッション劇場、主人公・拓海のスタイリングはいかがでしたでしょうか？次週は相方の山名さんがあのライバルのスタイルに！
一つ懸念があるとすれば第2クール「カイジ×カミナリ」で苦労した坊主頭ふたたび、といったところでしょうか。うまいことやらないとツルッとスベってこれまたコースアウトなんてことも......。乞うご期待！

 

山名文和と秋山賢太によるお笑いコンビ。漫才・コントを問わないネタの幅広さに定評があり、観る者を魅了する独特の世界観が持ち味の実力派。2015年にNHK上方漫才コンテストで優勝し、『キングオブコント2015』、『M-1グランプリ2016』、『キングオブコント2017』と数々の賞レースで決勝進出する。
オフィシャルサイトはコチラ

STAFF
Photo：RIKKI（SANJU）
Styling：RYOHEI MIZUNO
Hair&make-up：KEIKO MIYAZAKI
Text：546 OKAMOTO

SHOP LIST
足下工業 ☎︎03-6434-5763 URL：https://www.footindustry.jp/
ダメージドーン セカンド ☎︎03-6434-0287 URL：http://damagedone.jp/phone/
プロップスストアアネックス ☎︎03-6455-5388 URL：https://propsstoreannex.shop-pro.jp/