小田原ドラゴン先生による車中泊漫画『今夜は車内でおやすみなさい。』
漫画のあとに車中泊専門誌「カーネル」による入門コラムがついています!


シャーク小笠原に教えたい! 車中泊専門誌『カーネル』による誰でも快適に寝られる車中泊入門 (シーズンによって変わる「秋」の車中泊についてpart3)


前回では、秋の車中泊の「3つの難敵」のうち、「気温対策」と「日没対策」について紹介しましたが、今回は、「台風」について紹介しましょう。


台風接近中なら、無理をせず避難すべき

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河川の氾濫から逃げ遅れるとクルマは動けなくなる。ドアを開けようとしても水圧で開かず、窓も開けられない。そんな時のために、カー用品店で販売している小型のハンマーなどをドアポケットに入れておくといい。万が一の時に、ガラスを割って外に脱出できる。


クルマ旅で、出発する前に台風発生を天気予報で確認した場合、上陸予想ルートや日時を毎日確認。万が一、目的地やルートに直撃する場合は、中止や延期、目的地変更などを視野に入れた計画変更を行うことが必須といえる。

たまに「車中泊やキャンピングカーは台風に強い」という根拠のない自信をもっている人もいる。これは「拠点を天候によって移動できる」というアドバンテージが車中泊やキャンピングカーにはあり、「クルマで移動すれば台風を避けられる」という点ではまちがっていない。しかし、クルマ自体は風や増水には強くない。旅の途中であっても、台風や大雨の被害にあいそうなときは、けっして無理をせず、安全な場所にある建物に避難すべきだ。


また、台風直撃は避けられたとしても、その影響を受けて悪天候になることも少なくない。その可能性が大きい場合は、やはり無理をしないこと。大雨・強風の中では、景色も観光もあまり楽しめない。旅の途中であれば、計画変更や休息日にすることをお勧めする。

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いったん台風が通り過ぎても、地盤が緩んで土砂崩れなどが起きやすくなっている。アウトドアを楽しむ場合、安易に出かけるのも注意したい。まずは現地の情報収集を行おう。


次回は、シーズンによって変わる「秋」の車中泊についてpart4「秋雨に役立つレイングッズ」について紹介します!




車中泊専門誌『カーネル』

一般車での車中泊テクニックや快眠ギア、車中泊目線のドライブガイドを中心に紹介する車中泊専門誌。キャンピングカー、バンライフ、DIYテクニックなど、クルマ旅やクルマのあるライフスタイルを、もっと楽しくする情報が満載。年に4回(3、6、9、12月)に発行。『カーネル』が運営するWEBメディアサイト・SOTOBIRA(https://sotobira.com/)でも車中泊情報を更新している。
http://carneru.co.jp/