『頭文字D』の系譜を継ぐ新公道最速伝説『MFゴースト』。その担当者であるにも関わらず、クルマのことをまったく知らない若手編集者ウワイ。そんな彼の力になるべく、クルマライター・アンドーが立ち上がった。クルマと、クルマを通じた“モテ道“を学ぼうとする男の成長物語、第8回!
※こちらの記事の情報は2019年ヤングマガジン21号発売時のものです
第8回 ウワイ、ホンダのDNAを知る!の巻
この春入社したばかりの若手編集部員ウワイ。
これは、時代の波に乗れない彼がクルマを乗りこなすまでを描いた物語である―――
〜登場人物紹介〜
・ウワイ
ヤンマガ編集部期待(?)のルーキーにして、『MFゴースト』の新担当。勉強はできるがクルマのことはさっぱりという“さとり世代”。
・クルマライター アンドー
自動車メディア業界で暗躍するフリーの編集ライター。風貌も発言もうさんくさいが、クルマに関する知識やクルマ愛は本物。
自動車メディア業界で暗躍するフリーの編集ライター。風貌も発言もうさんくさいが、クルマに関する知識やクルマ愛は本物。
【あらすじ】『MFゴースト』の前園が第1線で駆った、シビックタイプR‥‥はMTしかないためAT限定の免許のウワイは乗れない(泣)。そんな体たらくな彼のためにアンドーが用意したのは、もう1つの"シビック”だった!
今回の試乗車
ホンダ・シビック ハッチバック 280万440円
フロントだけでなく、リアもカクカクしたどこかメカニカルな雰囲気のデザイン。
CVTでも十分スポーティだが、現代のセダンやハッチバックにしては珍しく、MTの設定もある!
CVTでも十分スポーティだが、現代のセダンやハッチバックにしては珍しく、MTの設定もある!
スポーティなクルマにはたいてい付いているリアウイングが、なんと新型シビックには2枚も! 空気の流れを整えてダウンフォースを発生させたり、低燃費性能にも寄与する。
「運転席に座って気づいたのですが、とっても地面と近いんです!」(ウワイ)
それだけ低重心でスポーティだということ!
リアシートの広さはご覧の通り、170~175センチの男性が2人乗っても十分快適な広さ。これだけ広ければ、ファミリーカーとして便利に使えること間違いなし!彼女すらいないのに将来の家族設計を練っているウワイも大満足だ!
搭載されるパワーユニットは、1.5リッターの直噴VTEC。現代的な低燃費仕様でありながら、ターボでパワフル!
ウワイと学ぼう!シビックの歩み
世界をうならせた環境技術の初代モデル
1972年にデビューした初代シビックは、厳しかった環境規制を世界で初めて突破して、ホンダの技術力の高さを証明した。
1972年にデビューした初代シビックは、厳しかった環境規制を世界で初めて突破して、ホンダの技術力の高さを証明した。
走りもワンダーだった3代目モデル
「ワンダーシビック」と呼ばれた3代目は1983年に登場。スポーティなイメージを定着させつつ、ヒットモデルとなった。
" スポーツ "の異名を持つ5代目モデル
1991年のモデルチェンジで5代目に。ワイド&ローな形状でスポーティさに磨きをかけ、「スポーツシビック」と呼ばれた。
6代目モデルでタイプRが初登場
6代目となる「ミラクルシビック」は、ボディサイズを拡大して居住性を向上。初の「タイプR」が追加されて話題に。
居住性が考慮された7代目モデル
居住性が考慮された7代目モデル
全高を高くしてさらに室内空間を広くした7代目。スポーティさは薄らいだが、セダンにはハイブリッドが採用された。