シリーズ3作目の今でも不動の人気を誇る『彼岸島』。作品を読み込んでいるうちに、どうしても気になってしまった点をとことん追求する連載がこの「月曜日の彼岸島」です。
ここでは過去の人気記事を再掲載します!
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最近の『彼岸島』はハァハァが足りない説
『彼岸島』に欠かせないもの、それは「ハァハァ」! そんなハァハァの出番が近頃、控え目らしいとの噂がどこからともなく聞こえてきた。それは真実なのか!? すでに完結している『彼岸島』と『彼岸島 最後の47日間』で検証して、真偽に迫っちまうぜ!! ハッハッ。
■検証方法
『彼岸島』(全33巻)と『最後の47日間』(全16巻)、さらに『兄貴編』(全1巻)に登場した
「ハァハァ」「ハッハッ」「ハーハー」をカウントしてみる。
検証に必要なモノはコレ!
- 『彼岸島』(全33巻+兄貴編1巻)、『最後の47日間』(全16巻)
- 紙と蛍光ペン(鉛筆でも可)
- 数取機×3台(年末の歌合戦で野鳥の会が使っているアレ)
- 根性(できれば宮本 明なみ)
必要な道具が揃ったら、後はひたすら数えるのみ!「ハァハァ」カウントなんて楽勝ォ! 鼻歌交じりでできちまうぜ!! ‥‥正直、そう思っていた。
‥‥しかし作業を始めてから2~3時間が経った頃、異変が起きた。
飽きた。
圧倒的に飽きたのだ。
確認のためにメモ書きノートを見ても「蟲の王の2112番目の妄想ノートって、どんなことが書いてあるのかな?」(48日後… 第247話)と現実逃避してしまうほどに。
やがて思考のすべてが「ハァハァ」で満たされ、クソ数取機のカチッカチッという音が、ある種のトランス状態を引き起こす。夢と現実の狭間に迷い込み、どこまでカウントしたのかを見失わせ、最初からやり直しになることも‥‥。生き地獄ゥ!
あまりの苦しさに亡者化してしまう編集部員も現れた。
この地獄から抜け出すには、美味い物を食べるしかない!
そう、明たちがニコニコしながらとん汁を食っていたのは、こういうことだったのだ!! 『彼岸島』深ェ!
気づけばカウントを始めてから数日が経ち、我々は「ハ」の一文字を見ただけで、「ハァハァ」と「ハーハー」を見分けられるまでになっていた――ヒヨコの雄と雌を振り分けるように。
我々はやった、やり遂げたのだ!!
そう、明たちがニコニコしながらとん汁を食っていたのは、こういうことだったのだ!! 『彼岸島』深ェ!
気づけばカウントを始めてから数日が経ち、我々は「ハ」の一文字を見ただけで、「ハァハァ」と「ハーハー」を見分けられるまでになっていた――ヒヨコの雄と雌を振り分けるように。
我々はやった、やり遂げたのだ!!
結果はっぴょぉお~~~~~うっ!!
※HHPとは…「ハァハァ」「ハッハッ」「ハーハー」の合計値。ハァハァポイントの略。
これが集計結果だ! 『最後の47日間』は『彼岸島』に対してコミックスの冊数が半分弱。それにも関わらずHHPは約4,798と、なんと『彼岸島』の3分の1程度にまで落ち込んでいることが判明した。マジかよ!!
『彼岸島』と『最後の47日間』を合わせた巻数別のHHP総合ランキングトップ10は、なんと『彼岸島』が独占! ランクインしたのはいずれも第一次吸血鬼戦争の前半部だ。
ちなみに『最後の47日間』でHHPが一番高かったのは、明と斧神の最終決戦と、西山と吸血鬼・奈々の悲恋を描いた第6巻の約446HHP。これは巻数別総合ランキングでは第18位に甘んじるのだから凄ェ!!
ユカポンも結果に釘付け!!
なお総合ランキングで第1位に輝いた『彼岸島』第3巻には、「ハァハァ」は300回以上、「ハッハッ」は約380回も登場し、1ページあたりの平均HHPは約3.84(総トビラから奥付まで全202ページとして計算)。『最後の47日間』最高カウント数の第6巻が1ページあたりの平均約1.99HHPだから倍近い差をつけている(全224ページとして計算)。
吸血鬼の集落や、吸血椅子、白い悪魔こと明の兄・篤も登場する盛り沢山な『彼岸島』第3巻。「ハァハァ」も出ずっぱりで、「ハッハッ」が11回も登場するページがある。
HHPが一番低かったのは『兄貴編』の約153HHP。約120ページ強と他のコミックスと比べてページ数が少ないため、冷の艶っぽいハァハァでも最下位は抜け出せず。
噂は本当だった!
少なくとも明たちの彼岸島での戦いを描いた『彼岸島』と『最後の47日間』では戦いが佳境に入るにつれて、「ハァハァ」の登場回数は少なくなっていた!!
ちなみに『最後の47日間』でHHPが一番高かったのは、明と斧神の最終決戦と、西山と吸血鬼・奈々の悲恋を描いた第6巻の約446HHP。これは巻数別総合ランキングでは第18位に甘んじるのだから凄ェ!!
ユカポンも結果に釘付け!!
なお総合ランキングで第1位に輝いた『彼岸島』第3巻には、「ハァハァ」は300回以上、「ハッハッ」は約380回も登場し、1ページあたりの平均HHPは約3.84(総トビラから奥付まで全202ページとして計算)。『最後の47日間』最高カウント数の第6巻が1ページあたりの平均約1.99HHPだから倍近い差をつけている(全224ページとして計算)。
吸血鬼の集落や、吸血椅子、白い悪魔こと明の兄・篤も登場する盛り沢山な『彼岸島』第3巻。「ハァハァ」も出ずっぱりで、「ハッハッ」が11回も登場するページがある。
HHPが一番低かったのは『兄貴編』の約153HHP。約120ページ強と他のコミックスと比べてページ数が少ないため、冷の艶っぽいハァハァでも最下位は抜け出せず。
噂は本当だった!
少なくとも明たちの彼岸島での戦いを描いた『彼岸島』と『最後の47日間』では戦いが佳境に入るにつれて、「ハァハァ」の登場回数は少なくなっていた!!
だが、『彼岸島』勝手に検証委員は気づいてしまった。
「ハァハァ」が少なくなった理由、それは吸血鬼戦争が激化したからだと! 彼岸島での明たちの戦いは、 明たち仲良しグループと吸血鬼の戦いから、人間軍と吸血鬼軍の壮大な戦争に発展する。個々人の戦いが描かれることは少なくなり、それが「ハァハァ」の減少に繫がったのだ!
■結果
「ハァハァ」が減ったのはマジだけど、それはスペクタクルで大規模なガチ戦闘が増えたから。
最後まで読んでくれて、ありがてェ!
「ハァハァ」「ハッハッ」「ハーハー」がいくつあるか
数えてみてくれ!