シリーズ3作目の今でも不動の人気を誇る『彼岸島』。作品を読み込んでいるうちに、どうしても気になってしまった点をとことん追求する連載がこの「月曜日の彼岸島」です。

ここでは過去の人気記事を再掲載します!




彼岸島』ファンを公言する丸太ニストなキミならば、「ハァハァ」には特別な力が詰まっていることに気づいているはず!
今回はそんな「ハァハァ」エネルギーを変換して、何ができるのかを調べてみたぞ。見てろよ勝次! これが彼岸島流「夏休みの自由研究」だ!!


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→「ハァハァ」についての過去の検証はこちら!



検証その1「ハァハァ」で息継ぎしたら、どこまで泳げるか調べてみる。


世界のトップスイマーはバタフライで25メートルを5~6回程度の息継ぎで泳ぐらしい。つまり1回の息継ぎでおおよそ5メートルも泳げるのだ。

彼岸島』(全33巻+兄貴編1巻)と『最後の47日間』(全16巻)に登場する「ハァハァ」「ハッハッ」「ハーハー」は全部で約18,892回。ハァハァ1回につき5メートル泳ぐとすると、その距離は‥‥。

約18,892ハァハァ×5メートル=約94,460メートル(約94.5キロメートル)


なんと直線距離で34キロメートルのドーバー海峡なら横断なんて当たり前! 日本ならば横浜港を出発して伊豆諸島 大島まで泳げてしまうのだ! よし! これなら彼岸島から脱出できたかもしれねェぞ、ァ!!

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彼岸島で鍛えられた(!?)だけに、は泳ぎも得意! ロングコートでも関係ねェ!!


だが、これはあくまでも人間の話。
 思い出してほしい、彼岸島には人知を超えたスーパースイマーが存在するではないか。

そう、バタフライ邪鬼だ!


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バタフライ邪鬼の身長は23メートル(彼岸島 手引書 無限大)。これに合わせて息継ぎ1回で泳げる距離を人間の13倍、約65メートルで計算してみると‥‥。

約18,892ハァハァ×64メートル=約1,227,980メートル(約1,228キロメートル)!!

オイオイオイ! 鹿児島から台湾まで「流れるプール」感覚で渡れちまうじゃねェか。ちくしょう! 人間が勝てるわけねェよ!!

漁船でうまく誘導できれば最短最速で他国へ渡れちゃう‥‥!? 
雅が世界征服を企んだら主戦力になるのはコイツらだな!



■結論その1


邪鬼の「ハァハァ」なら海路で国境も越えられちまうぜ!

■検証その2 乗り物でどこまで行けるのか調べてみる。


人間は1分間に12~20回の呼吸をする。つまり1分間の呼吸が12回とすると、約18,892回もハァハァするには約1,574分=26時間強もかかるのだ。26時間といえば丸一日以上。これだけの時間があれば、乗り物であり得ないほど遠くにも行けちゃうんじゃない?
筏にロープウェイ、軽トラなどなど、意外と色々な乗り物が登場している『彼岸島』。「ハァハァ」×文明の力が、明たちを遙か彼方へ運ぶ!


長距離移動といえば、真っ先に思い浮かぶのが飛行機だ。海外旅行のフライトならば、26時間もあれば成田から地球の裏側・ブラジルのサンパウロに渡ることができる。もし雅様が乗っていたら、ブラジル代表のネイマールが吸血鬼になったり、吸血サンバカーニバルが実現して、『彼岸島 本土後の世界編(仮)』が始まっちまう! そんなの嫌‥‥じゃないけど‥‥。

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が上陸した本土では飛行機や船は全壊している。とはいえアマルガムなら、国連軍の戦闘機を奪い取ることだって‥‥!


だが、我々は知っている、どんな時も読者の予想を上回るのが『彼岸島』だと! 公共の乗り物だけでなく、『彼岸島』ならスペースシャトルくらい登場してもおかしくはない!

たとえば時速28,000キロメートルのスペースシャトルが26時間飛行すると、その移動距離は728,000キロメートル。これは地球と月の往復(片道38万キロメートル)にわずかに足りない距離なのだ。しかもここでも『彼岸島』流の考え方をすれば、宇宙飛行士が様なら片道切符でも心配は無用! こりゃあ戦いの舞台が宇宙へ広がってもおかしくねェ!

彼岸島たちを幾度となく照らしてきた月だって、いつかは吸血鬼戦争の舞台になっちゃうかも!? やだよ、こわいよ!!


■検証結果その2


「ハァハァ」×「文明の力」×「雅様」で、宇宙だって行けちまうのが『彼岸島』!


最後まで読んでくれてありがてェ!


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