「SHE MEETS SKATE!!」とは?

輝くガールズスケーターを紹介するスケッチー連動企画です!
彼女たちの”スケボーとの出会い"や"スケボーへの思い”を知ったアナタは、明日のガールズスケーターかも!?

第22回は中村貴咲さん♪
 

アジア人初の快挙!

 貴咲さんがスケートに出会ったのは、6歳のころ。きっかけは“サーフィン”でした。
「お父さんは私をプロのサーファーにしようと思っていたみたいで、まずは陸上でのトレーニングを、ということでスケボーを始めたんです」
 そう振り返る貴咲さん。類まれなる才能を武器に、すぐに国内の大会で結果を出すようになります。
ところが、実は当時は、スケートにあまり乗り気ではなかったんだとか。
正直やめたい‥と思いつつも、お父さんの熱意に引っ張られ、スケートを続けていきます。

 転機は中学2年生のこと。仲間と訪れたアメリカ遠征で知り合った関係者から、アメリカでの大会のオファーが届き、いざ参加してみると、なんと2位に輝いたのです。
「あの時から、明確に意識が変わりました。アメリカの舞台で活躍できる喜びを知って、この舞台で戦うためには、もっと頑張らなきゃいけないって思ったんです」

 そこから凄まじいスピードで力をつけていった貴咲さん。2016年には、「X Games Women’s Skateboard Park」で、アジア人としては初となる優勝を果たします。
以来、貴咲さんは数々の国際大会で結果を残し、日本のガールズスケーターをリードしていく存在となったのです!
 
これぞ世界レベルのダイナミックさ!

ほとんどは“失敗”に終わる。でも‥‥

 世界で戦いを続ける貴咲さんの練習は超ハード。もちろん、楽しいことばかりじゃありません。
「(四十住)さくらと一緒に練習することがあるんですが、彼女の動きがいい意味でも悪い意味でもプレッシャーになることがあって、しんどくなることもあります‥。適当に自分のやりたいように滑っているときが一番楽しいですよ(笑)」
そうこぼします。
それでも、世界を見てきた貴咲さんは、何度だって壁をぶち破ってきました。それは、スケートをやる最高の喜びを何度も味わっているから。
「スケートは、ほとんどが“失敗“に終わるんです。でもその分、大きな大会で成功したときの快感がすさまじい。この達成感は、日常生活では得られないと思います!」
 世界で戦うガールズスケーターだからこそ、目指す場所も、そこから見える景色も壮大なんです!
 

お尻がビリッ!!

「好きな服を着ながら滑ると、大幅にテンションUP!」という貴咲さん。
そんな彼女を、かつて悲劇が襲ったこともあったんだとか。
「大会の直前、2〜3日前に練習をしていたら、ズボンのお尻のところがビリッ!って破けて‥‥本っ当に恥ずかしかったです(笑)」
 貴咲さんのダイナミックな動きに、ズボンがまさかのギブアップ!
今では笑い話ですが、当時の貴咲さんにとっては、なんとも“スケッチー“な瞬間でした‥‥。

貴咲さんのプロフィール♪

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【出身地】兵庫県
【生年月日】2000年5月22日
【スケーター歴】15年
【靴のサイズ】ASICSの23cm
【憧れのスケーター】Karl Berglind
【スポンサー】LAWSON、ASICS、Madness Skateboards、BONES WHEELS、Independent Trucks、STANCE Socks、PRO-TEC、GOODSKATES、FIVE CROSS、13mind distribution
【得意なセクション】アール
【好きなブランド】Maison Margiela


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