『頭文字D』の系譜を継ぐ新公道最速伝説『MFゴースト』。その担当者であるにも関わらず、クルマのことをまったく知らない若手編集者ウワイ。そんな彼の力になるべく、クルマライター・アンドーが立ち上がった。クルマと、クルマを通じた“モテ道“を学ぼうとする男の成長物語、第14回!
※こちらの記事の情報は2020年ヤングマガジン12号発売時のものです
第14回 ウワイ、オートサロンで歓喜に浸る!の巻
入社2年目の若手編集部員ウワイ。
これは、時代の波に乗れない彼がクルマを乗りこなすまでを描いた物語である―――
〜登場人物紹介〜
・ウワイ
ヤンマガ編集部期待(?)のルーキーにして、『MFゴースト』の新担当。勉強はできるがクルマのことはさっぱりという“さとり世代”。
・クルマライター アンドー
自動車メディア業界で暗躍するフリーの編集ライター。風貌も発言もうさんくさいが、クルマに関する知識やクルマ愛は本物。
自動車メディア業界で暗躍するフリーの編集ライター。風貌も発言もうさんくさいが、クルマに関する知識やクルマ愛は本物。
【あらすじ】1年に1度のカスタマイズカーの祭典「東京オートサロン」。2度目の参加となったウワイも、昨年以上に大興奮!色とりどりの美女……ではなく、スーパーカーから個性満載のクルマまで、しっかり目に焼き付けてきた。

「会場の幕張メッセはめちゃくちゃ広くて、1日じゃ見切れません!」(ウワイ)

アンドー
今年も来てしまったな……。

ウワイ
来てしまいました。って師匠、なんだか感慨深げですね。

アンドー
うむ、今オレはとても感動しているッ!

ウワイ
コンパニオンがたくさん見られるからですか?

アンドー
うん、そのとおり……って違うわ!10年くらい前は「若者のクルマ離れガー」とか言われてたのに、令和のこの時代、このようなカスタマイズカーの祭典にとてもたくさんの若者が集まっているじゃないか!

ウワイ
たしかに、なんだか去年より人が多いような気がします(3日間で33万6060人と過去最高の入場者数を記録!)。

アンドー
もちろん、美しいコンパニオンのお姉さんたちの助力もあるだろうがな。

ウワイ
ええ、生のMFGエンジェルズも見られますしね!

アンドー
いやぁ、さっきこの目で見させてもらったが、本当に会場でもトップレベルだったな。


ウワイ
5人とも美し過ぎて目が潰れそうでした。

アンドー
うむ、新しいコスチュームがまた良かったな。

ウワイ
他のブースも含めての話ですが、とにかく女性たちのコスチュームが非日常性を際立てて、ますます男を魅了しますよね。

アンドー
クルマもそうだ。やはりカスタマイズカーやドレスアップカーというものはコスプレみたいなもので、ノーマルのクルマ、女性で言うなら普段着姿とは、また違った魅力を味わわせてくれる。




ウワイ
では、師匠はどんなクルマが気になりますか?

アンドー
そうさなあ。たとえば、シャコタンや激しいエアロを装着したクルマ、ああいうのはとてもグラマーで露出の多い服を着た女性のようだ。目の保養になるし、触ってみたいと思う。

ウワイ
「いいんですか?」って思っちゃいますよね(笑)。

アンドー
で、メーカー系のカスタマイズモデルは、モデルの女性だな。均整の取れたスタイルで、見るものをうっとりさせてくれる。

ウワイ
ため息が出てしまいますが、手が届かない感じっすね!

アンドー
そして、クラシックカーやレトロカーなどの復刻版などは、あれぞまさに熟女の魅力。オレはここがストライクゾーンだ(笑)。


ウワイ
ボクはやはりチューニングされたスポーツカーが気になりました。まるで女性アスリートのような美しさとカッコよさがたまりません!

アンドー
特に今回は、86や新型スープラはもちろん、マクラーレンや720Sなんかもあったしな。しかしまさかGM(ゼネラルモーターズ)が、オートサロンで新型コルベットを本邦初公開するとは!


ウワイ
眼福でしたね。ボクは歴史とかよく知りませんが(笑)、スタイリングがとにかくカッコ良くてびっくりしました。

アンドー
「MFゴースト」本編での登場も期待してしまうクルマだな。しかしこうやって、後で「あのクルマはどうだった」とかワイワイ話すのも楽しいだろう。

ウワイ
一日でこんなにたくさんのクルマを見られる機会なんてそうないですからね!

アンドー
あるぞ。いくらでもクルマは街中を走っている。しばらく道端に立っていてみろ、珍しいクルマを探すのも楽しいし、普通の乗用車だって見ていれば興味深いぞ。

ウワイ
なるほど。師匠はそうやって街角で女性をウォッチングしているわけですね。変態だな。

アンドー
してないわッ!
メーカー系モデルもズラリ!
GT-R 50 by Italdesign
50周年を記念して製作されたモデルで、まるで別の車種のような流麗なデザイン!この後、約1憶2000万円&世界限定50台で市販されるのだとか。
トヨタ ヤリス
今回のオートサロンの目玉の一台として会場で世界初公開されたのがこの「GRヤリス」。
「ラリーの技術が詰め込まれた走りが楽しみ」(アンドー)
シボレー コルベット
この幕張メッセで日本初公開され注目を集めた新型モデル!従来のFRからMRへと変更された同車はプロポーションを一新している。

トヨタ ヤリス

「ラリーの技術が詰め込まれた走りが楽しみ」(アンドー)
シボレー コルベット

カスタマイズファン垂涎の世界!!
会場内にはたくさんのパーツメーカーもブースを出展していて、新作パーツから定番パーツまで、まるでクルマパーツの見本市!こっそりと「MFGコンセプト2020」の協賛メーカーさんをまわり、パーツに向かって感謝を述べるウワイであった。