ゆるっと獄中コメディー『ごくちゅう!』

 ヤンマガWebに連載中の、ゆるふわ獄中コメディ『ごくちゅう!』の漫画のなかで描かれたことについて、「実体験」をもとに、よりDEEPに解説する連載です!


こんにちは、雨宮です!
ついに出所する受刑者(おともだち)が‥‥!?

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受刑者のおともだちは、自分含めてだいたいの出所時期を計算し、その日を心待ちにします。

刑期にもよりますが、ある一定の期間が経過し、矯正施設(ここでは刑務所)での生活に問題がない、罪を反省している、身元引受人が決まっている等を考慮の上で、数回の面接を経て決定されます。
 
秋月さんが複数回作業中に出かけているのはその面接です。
今どんな感じ? 出所したら何するの? 再犯しない? 本当に大丈夫? みたいなことを訊かれます。
 
そろそろだなと自覚しつつ「いつかなー」なんて思いながら作業に取り掛かると「○○さーん担当台へ」と呼ばれます。

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みんな察します。
しかしノーリアクションでなくてはなりません。ここは刑務所であり作業中です。

私の場合は、冬白さんのように作業指導員が「先生、交談お願いしまーす!」と飛んできて(作業を中断させるので自然な流れ)、「頑張ってね」と声をかけてくれました。
出所できる嬉しさよりも、淋しさが上回ったかもしれません。

作業途中の物をゆっくり片付けながら、チラチラと周りとアイコンタクトを取り、それが届かない相手には担当台へ向かう通路で机にぶつかったりハンカチを落とすなど、バレバレの小細工で最後の挨拶をする小6女子仕草。

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彼女笑顔で泣いてたな。
この時ばかりは担当刑務官も少し甘く、見逃してくれていたように思います。
 
同じ工場の受刑者が出所して、数ヵ月も経たないうちに別工場で見かけた時は思わずわろた。
 
次回は釈放前指導だよ!
では、また!


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