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 ヤンマガWebに連載中の、ゆるふわ獄中コメディ『ごくちゅう！』の漫画のなかで描かれたことについて、「実体験」をもとに、よりDEEPに解説する連載です！

こんにちは、雨宮です！

今回は釈放前指導 (略して釈前) です。

これまでも、使ったことも聞いたことも無い日本語が出てきたと思いますが、釈前 (しゃくぜん) は、その中でも上位狙えるんじゃないかな。

私のいた刑務所では、敷地内に古い平屋の一戸建てがあり、そこでいろんな工場からきた受刑者と1〜2週間過ごします。

性格悪い受刑者がいても、ゴールが見えてるのでスルーしましょう。

舎房での生活と違い、ほぼ刑務官の見回りが無く比較的自由な環境で、簡単なレポートやビデオを使っての教育など、日課をこなしながら出所への準備をします。

食事は炊場から玄関先までデリバリーされてくるものを、台所の食器棚から自分たちで食器を選んで配膳し、食後は洗って片付けます。

この程度のことですらシャバみある〜〜。

何故か炊場からのお祝いということで、いつもの1.5倍くらいの食事が運ばれてくるよ！ 見ず知らずの人間のためにありがとう！ 泣ける！

 

出所時に着る服も事前に渡されます。

返却されるまですっかり忘れていたのですが、元からの趣味によりロリータブランドの服。普段着用のカジュアルなものとはいえ、すっぴんにボロい髪でコレキツいわー。(釈前のクソ女にいじられるし！)

刑務所サイドも「出所前に服送ってもらえば？」とかわざわざ言ってくれない (当たり前) ので、差し入れできるなんて知りませんでした。

 

出所した翌日には安い服と化粧品買いに行きました。

というわけで、秋月さんお疲れ様！

では、また！