「一発屋会」
どうも、過去の最高月収640万のムーディ勝山です!
月収を自ら進んでいうやつも珍しいものですね。
しかも初っ端から。
芸能界には様々な派閥、グループが存在します。
その中で細々と、息長く存在するのが、「一発屋会」と呼ばれる集まりです。
時代を彩った一発屋たちが、事務所の垣根を超え、手を取り合ったのです。
その数は総勢35人!!!
ゲッツからオッパッピー、なんでだろうにあるある探検隊からフォーまで。
受け流せないスターたちがいっぱいです。
そこにめでたく新人が加入したのです。
それが、クマムシ(2015)とにゃんこスター(2017)です!!!
おじさん達が多い一発屋会が、グッと若返りました!
先日、この一発屋会でとにかく明るい安村の『Got Talent』での活躍と、新加入の2組を歓迎するお祝い飲み会をしてきました。
酒が進むと、一発屋の先輩に挟まれたクマムシの長谷川くんが、最近の悩みを打ち明けます。
「生配信してるんですけど、コメントで、『まだ生きてたのか』とか、『消えたやつだ』とか言われて傷付くんです」との悩み。
同じ道を通ってきた先人たちが「大丈夫大丈夫」、「受け流したらいいよ」、「自分がちゃんと頑張ってたら、そんなの関係ねぇ」と、優しく背中をさすってあげていました。
感動した長谷川くんは会の終わりに「皆さんほんと、あったかいんだから‥‥」と呟き、満足した顔で帰っていきました。
新人たちの動きも含め、今後の一発屋界の動向を注目しておいてください。
『雪と墨』
さて、今回レビューする漫画は‥‥‥。
SNSで発表するや否や大反響を巻き起こし、コミックDAYSでオリジナルランキング第1位を獲得!!!
追放された名家の令嬢と、大罪人の物語。
『雪と墨』
それだけで作品の温度が伝わってくるような、秀逸なタイトル!
気になるあらすじはこちら。
ネネオは村人50人を殺害した大罪で、市中を引き回されていた。「その罪人、私が買い取ります」。斬首される彼の運命をその一言で一変させたのは、名家の令嬢であるフレイヤだった。家督争いに敗れ極寒の僻地へと向かうフレイヤから従者を命じられたネネオは、自分と同様に世間から蔑みと憐みを受けている彼女に気づく。まるで生い立ちも考え方も違う2人だが、それぞれの事情を打ち明けていく中で、お互いの理解者になっていき‥。
この重厚なストーリーで、単行本2巻の発売前にして、1巻は既に4度の重版をされているそうです!
素晴らしい!
「受け流すのか受け流さへんのかどっちやねん」のコーナー!!!
それでは恒例のこのコーナーに参りましょう。
「受け流すのか受け流さへんのかどっちやねん」のコーナー!!!(そんなコーナーはない)
このコーナーは私が気になったシーンを受け流すか、受け流さないか勝手に決めていく、というコーナーです!
まず、最初のシーンはこちら!!!
「1ページ目からいきなり! 50人を殺した大罪人と若き令嬢の出会い」
ネネオとフレイヤ。
大罪人と令嬢という正反対の二人。
普通なら相容れない筈の二人の出会いから入る、1話目の1ページ。
1巻の作者コメントにタイトルの説明がありました。
「正反対の物事を”雪と墨”というそうです」と。
物事をはっきりさせる「白と黒」では無く、「雪と墨」という白と黒より少しぼんやりしていて、どこか切ない響きに、この作品の面白さが詰まっているような気がします。
なぜ、殺人を犯したのか?
そしてなぜその大罪人を買い取ったのか?
どうしても真相を確かめたくなります!!
よって、このシーンは、受け流せません!!!!!
続いてのシーンはこちら!!!
「世間からの風当たりの強さ」
大罪人のネネオはもちろん、商売に失敗し家督争いに敗れたフレイヤにも、世間の風当たりは冷たいのです。
ひ、ひどい!!!
一人目のウイスキーの男は偶然を装ってるけど絶対にわざとだ!!!
女性の方はそっちがぶつかってきたっていうのに!!!
女性に手をあげるなんて!!!
あ、こいつ最初のウイスキーのやつ!!!
尾けてきたのか!!!
陰湿!!!
こんな仕打ち、現代人のメンタルでは絶対に耐えられません。
ここまで世間から疎まれた二人の今後はどうなっていくのか!?
このシーンも、受け流せません!!!
最後はこちらのシーン!
「雪と墨のような二人が過ごす夜」
二人が追いやられたのは雪深い僻地。
長い道のりを往く二人。
大罪人のネネオは刑罰を受けて傷付いた身体で向かうが、限界に。
ようやく辿り着いた傷付いた者同士。
身を寄せ合い、雪と墨が混ざり合う瞬間が‥‥受け流せません!!
追放された名家の令嬢と、彼女に買われた大罪人の物語は始まったばかりです。
紹介したシーンも1話の中からしか選んでいなので、目が離せないこの後の展開を是非とも確かめてください。
シリアスな展開が続くかと思いきや、意外とコミカルなシーンも多いので、笑って読めるシーンも盛りだくさんです!
あと、ネネオは自然とこういうことが出来てしまう男子なので、現代の日常生活を過ごしていたら女子を勘違いさせてしまうモテる男子だったことでしょう。
こんな風に春の訪れを女子に教えるのは、普通の男じゃ出来ない!(笑)
つづく
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