2が好き。


どうも。『ランボー』も2、『ロッキー』も2、『エイリアン』も2、『ターミネーター』も2、『ダイハード』も2、『トイストーリー』も2、『カーズ』も2、『銀魂』も2、『孤狼の血』も2、『キングダム』も2、映画は全部2が好き、でお馴染み、ムーディ勝山です。

2が好きです。
2作目はハズレが多い、そして3でまた面白くなる。
でも結局、1は越えられない。
そんな扱いをされがちな2。
なんて可哀想な2。
1と比べられがちな2。
3への通過点の2。
1が上げきったハードルをくぐっていく2。
中古で100円の札を貼られている2。
「逆に好きやけど!」とか言われる2。
制作費が上がったのにクオリティは下がる2。
そんな哀愁も含め、2が好きです。

むちゃくちゃ2をイジっていますが、普通に面白いのも多く、名作もめちゃくちゃ多いです。
ごめん、2(笑)。

まあ2の話は置いといて、皆さんは漫画を買う時に何を参考にして買いますか?

「好きな作家だから」

「友達にオススメされたから」

「テレビで取り上げられていたから」

「ランキングで上位だったから」

「SNSなどで試し読みで読んだら面白かったから」

「いつもジャケ買い」

など、色々あると思うんですが、「これ」もあるんじゃないでしょうか?

「帯のコメントが面白そうだったから」
「信頼できる有名人が帯を書いていたから」


これもあると思うんです。

さあ‥‥その帯の話をする前に、今回紹介する漫画を発表させてください。

こちらです!

『シキュウジー高校球児に明日はない』

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『シキュウジー高校球児に明日はない』です!

ただならぬ画力で描かれ、その赤く輝く眼からは狂気すら漂う、迫力のある表紙です!
タイトルにもある通り、高校野球を舞台にした漫画であります。この作品の気になるあらすじはコチラ!

全国高校野球選手権大会決勝。のちに伝説として語られる一戦で相対すのは、"神の子"天城雄大と"怪物"佐藤さとる。野球史に残るエース同士の戦いは、正気の沙汰では終わらない――!! 己が人生全てを懸けて、互いの野球を"殺す"ために戦う。命に刻まれた因縁が、魂焦がす宿命が絡み合う!! 勝つのは努力か、才能か!! ヤングマガジンの新鋭が放つ異常激情野球大河、ここに開幕!!

はい、面白そう。

というか面白い!
そしてめちゃくちゃ熱いんです!

僕も1ページ1ページの熱量が凄すぎて体が熱くなり、1巻を読み終えたあとにキンキンに冷えたスポドリを一気飲みしました!!

私にこんな事を言われても惹きつけられないという方もおられるでしょう。

そこで、帯の話なんです!

帯コメントを書いているのはなんと!


このシキュウジ1巻にも帯を書いてくれた人物がおられるのですが、「この人が言うなら間違いないだろ!」っていう方が書いてくれてるんです!

その人物がなんと‥‥。

キングダム作者!
原泰久先生です!!!

なんと!!!
原先生が!!!

これは間違いないでしょ!
もう今すぐ買いに行くか、ポチってください!!!!!

帯に芸能人のコメントがあるのも購買意欲はそそられると思うんですが、個人的には同業者のオススメが1番信頼できると思います。

どんなジャンルでもそう。
野球でもサッカーでも音楽でもお笑いでも、その道のプロが認めるんだから間違いないんです。

しかも、その道のトップが言うなら、なおのこと間違いないです!

言わずと知れた『キングダム』。

いま連載されてる漫画の中では間違いなくトップクラスです。
その作者の原先生が言うなんて凄すぎる!!!
というか原先生が帯を書いてるのもあまり見たことありません!
それほどお気に召されているのでしょう。

ここで原先生の帯のコメント言っていいのかな? 後で怒られない?
こんなコラムすぐ吹き飛ばされますよね?
皆さんこれが僕の最後のコラムになるかもしれません!
今までありがとうございました!

このコラムの存続と引き換えにお送りする、原先生のコメントがこちらです!!!

「こんな野球漫画、見たことない! 開始冒頭でもう心を掴まれた。"怪物"対"神の子"、勝つのはどっちだ!?」

もう原先生の後に僕が言えることは何もありません。

ムーディのオススメポイント


もうコラムを締めたいところなのですが!

せっかくなので、オススメポイントを。

この作品の受け流せないところは、なんといっても第1話の濃密さではないでしょうか!

そう‥‥第1話「ルールを変えた男達」です。

この1話の何が受け流せないのか?

それは‥‥「ラストシーンの多さ」

物語の構成でラストシーンを最初に見せておく、というのがありますね。

僕がこの演出に初めて出会ったのは、ケビン・コスナー主演『パーフェクトワールド』でした。
ラストシーンがめちゃくちゃ感動的で、映画館で号泣したのを覚えています。
そしてその演出が、この映画では良い余韻を与えてくれるんですよね。

このラストシーンを最初に見せておくという演出。

シキュウジではなんと‥‥

1話の21ページ中、19ページがラストシーン部分なのです!!!

いや‥‥見せ過ぎー!!!!

斬新な演出に、グッと心を掴まれます。

そして、1話にはかなり伏線が詰まっているように思われます。

ラスト辺りを見せているのでまだ誰か分からない人物も出ていますし、気になるセリフもあります。

「気になる伏線」


まず気になるのが1話のタイトルが「ルールを変えた男達」なのです。
が、1話内にはルールがこう変わったという描写がありませんでした。

どのようにして、"神の子"天城雄大と"怪物"佐藤さとるがルールを変えたのか?

気になるポイントです。

そして気になるセリフもあります。

神の子・天城雄大が連日の連戦で限界を超え、血反吐を吐くシーン。
目もまともに見えていないという状態の中、マネージャーに棄権を促され言い返したセリフ。

それがこちらです。

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最後のコマでの、漫画史上最大威力の壁ドンをしたあとのセリフ。

「弔い合戦なんだよ‥‥ッ!!」
というセリフ。

天城雄大にとって大切な人が、何かあったのかをよぎらせるシーンです。
読み進めていけば明らかになっていくのでしょう。

そしてこの漫画から一番強く伝わってくるものがあります。

それが鬼気迫る熱量です。

「読後にスポドリを一気飲みしました!」と、前半に書きましたが、本当に一気飲みしました。
それぐらいの熱が紙面から伝わってきます。
雪の日でもシキュウジを読みながらだったら、一晩外で過ごせるんじゃないだろうかと思うぐらいに熱いです。

「漫画家の方は、描いてるうちに登場人物の気持ちになって描く」という話を聞くことがあります。

このシキュウジに至っては、それをやってしまうのはかなり危険なんじゃないかと思います!

この迫力、恐らく命を削りながらじゃないと描けないんじゃないでしょうか。

漫画を担当されているツルシマさん大丈夫ですか!

ムーディは心配しています!!!

その狂気とも思える、鬼気迫るシーンをご覧いただきましょう。

怪物「佐藤さとる」の登場シーンです。

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どうですかこの迫力!!!

絶対これから甲子園で高校野球をやる高校生に見えないですよね!?
完全に地下闘技場ですよね?
東京ドーム地下6階の?

これ程までになるのに、どんな血みどろしい事があったのか?

とんでもない第1話です。

「こんな野球漫画、見たことない!」

きっとあなたも、この漫画を見た後にこういうでしょう。

この漫画、受け流せません。



つづく




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