小田原ドラゴン先生による車中泊漫画『今夜は車内でおやすみなさい。』
漫画のあとに車中泊専門誌「カーネル」による入門コラムがついています!


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シャーク小笠原に教えたい! 車中泊専門誌『カーネル』による誰でも快適に寝られる車中泊入門 (目隠し編)


車中泊の寝床準備とともに、重要とされているのが窓の目隠し対策。車外からの視線やまぶしさを防ぐことで、車中泊の快眠度がぐっとあがります! そして防犯面でも、車内を見えなくすることはとっても大切。今回は、初めてでも簡単にできる目隠し対策を紹介しましょう!

窓をふさいで安眠対策。視線と光をシャットアウト!

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こうして見ると一目瞭然。車内が常夜灯で透けて見えるのがよくわかる。

前回までの説明で寝床の準備もOK、これで車中泊に出発できる! と思うかもしれませんが、その前にもうひとつ、車中泊の重要項目をクリアしておきましょう。それは「窓の目隠し」。小笠原シャークさんも連載第2回では、チラシで「目隠し」を製作していましたね。じつはこの「窓の目隠し」、快適な車中泊を行ううえでとっても重要だったりします。

心をリラックスさせるには車内を見せない! 外の光を入れないこと

車外からの視線を遮ること。気にならない人もいるかもしれませんが、無防備な状態の睡眠時だからこそ、車外からの視線はシャットアウトしておきたいもの。そしてもうひとつの理由は、まぶしさ対策。特に夏場は日差しが強烈。朝日も早くに昇ります。また日差し以外にも、駐車位置によっては一晩中常夜灯がともり、まぶしいことも。さらに、冬の車中泊では、車外からの冷気遮断のために窓をふさぐことも重要なのです。

今回は、過ごしやすい季節に車中泊デビューする人に向け、初めてでも簡単にできる、目隠し対策を紹介します!

安価な市販カーテンを手に入れておく

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簡易的に素早く対策したいなら量販店や100円均一ショップでも車内カーテンは購入できる。

車種別で販売されている専用カーテンは高品質なだけに高価。もっと手軽にすませたい人は、汎用の吸盤付きカーテンでも多少はしのげる。写真のカーテンは2枚1,000円ほど。 透け感が少しありますが、手軽さはピカイチ。

100均グッズがお役立ち! 自作カーテンはアイデア次第

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お手軽なDIYで目隠し対策ができる。100均一ショップは「目隠し」の材料の宝庫! カーテンワイヤーがあれば、家のブランケットやラグがカーテンに早変わり!

100円均一ショップのカーテンワイヤーを利用。たるまないよう長さ調整し、ワイヤー先のフックをピラー部に掛けて、布類を洗濯バサミで挟むだけ。布は自宅にあるものを活用してもいい。

突っ張り棒も汎用性高し! 

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突っ張り棒が設置できる側面であれば、こちらも有効。車種によって使用できる長さが変わるので事前に測っておきたい。

突っ張り棒をセットして、布類をかけるだけと簡単です。あまり車種を選ばずに設置できるのもうれしい。側面よりもリアやフロントのほうが使いやすいかも。

銀マットでマイカー専用の目隠しをDIY

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車内をしっかりと隠すなら、左右前後のすべて窓に必要。しっかりとフィットするように製作することがポイントで、まさにDIYの腕の見せどころ!?

窓枠の形に切った銀マットで窓をふさぐ。最初に窓の型紙を作る手間がありますが、きちんと作ればフィット感は上々。100円均一ショップの薄いものより、できれば5~8mmの厚さがあるもののほうが断熱効果も高い! 左右対称の窓は片側だけの型紙で大丈夫だが、クルマが大きくなると使用する銀マットの枚数も増えるので、最初に確認しておきたいですね。

目隠し対策のレベルアップグッズ!


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専用アイテムならぴったりフィット! しかも高品質。『カーネル』が車中泊ビギナーにオススメする「車中泊の三種の神器」のひとつ。

上記で紹介した手軽な目隠し対策もいいけれど、車中泊旅を今後も続ける予定なら、車種専用設計の目隠しグッズを手に入れておくとさらに安心、そして便利ですよ。写真のアイズ・マルチシェードは、断熱性の高いキルティング生地を採用しており、夏は日差しを反射して車内温度を抑え、冬は冷気を遮断してくれます。

次回は、まず揃えたい車中泊の便利グッズを紹介します!

車中泊専門誌『カーネル』
一般車での車中泊テクニックや快眠ギア、車中泊目線のドライブガイドを中心に紹介する車中泊専門誌。キャンピングカー、バンライフ、DIYテクニックなど、クルマ旅やクルマのあるライフスタイルを、もっと楽しくする情報が満載。年に4回(3、6、9、12月)に発行。『カーネル』が運営するWEBメディアサイト・SOTOBIRA(https://sotobira.com/)でも車中泊情報を更新している。
http://carneru.co.jp/