新人漫画家さんたちがヤンマガで羽ばたいていくまでをお伝えするヤンマガ新人ニュース。
今回は第88回ちばてつや賞ヤング部門で期待賞を受賞した『アラヤビクロス』の作者、若生真也氏にインタビューしました!


『アラヤビクロス』あらすじ
イップスに苦悩する天才バドミントン選手・荒木は今後の進退を見極めようとした矢先にバド歴3年の超熱血男・屋比久と出会う。
2人の出会いは何を生み出すのか? 激熱スポ根ストーリー!
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若生真也先生 プロフィール
アラヤビクロス』がちばてつや賞ヤング部門第88回期待賞受賞、
無職格闘 -ニート・コンバット-』が2024年ヤングマガジン増刊カケヒキ掲載。
好きな作品は『NARUTO』『BLEACH』「無職転生」。
趣味はゲームと映画と寝る事です。寝る時間削ってゲームして育ってきました。
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↑ 作者プロフィール画像


若生真也先生の「マンガを描く10のポイント」!


Q1. 漫画の題材にバドミントンを選ばれたのはなぜですか?
A. 中学の3年間、バドミントン部に所属していたので、漫画の題材としてバドミントンが1番描きやすいと思いました。


Q2. 『アラヤビクロス』というタイトルにはどのような思いが込められていますか。
A. メインとなる登場人物の荒木と屋比久の2人の人生が交錯するという意味合いをこめています。


Q3. 下のコマのように、アツい2人の主人公を中心に魅力あるキャラクターが『アラヤビクロス』にはたくさん登場します。彼らはどのようにして生み出されるのでしょうか。
A. あくまでも自分の場合ですが、大雑把にキャラの性格などを決めてからネームに入って、描いてるうちにこいつはこういう奴なんだと肉付けしていく事が多いです
ネームに入る前にあれこれ考えても、いざネームに入るとその考えにひっぱられてうまくいかない事が多かったので、初めにあまり決めすぎないようにしています。
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↑ 『アラビヤクロス』より(以下同)最後に主人公ふたりがアツく語り合うシーン


Q4. 下のコマのように、人物自身や人物の状態を表す比喩表現が独特で見事です。会話表現で注意していること、大切にしていることを聞かせてください。
A. 何言ってんだこいつ? でもなんか良い奴だな」って思われるようにセリフを考える事が多いです。
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↑ 主人公一人がもう一人の主人公に語りかけるシーン


Q5. 『アラヤビクロス』のなかで、ご自身が一番気に入られているカットやシーンを教えてください。また、そのシーンにはどのような意図が込められていますか?
A. 下の見開きシーン "荒木側のコートに向けてジャンプスマッシュを打つ屋比久の後ろ姿" が1番お気に入りです。
バドミントンでもバトル漫画に負けないシーンにしようと心掛けながら描きました
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↑ 主人公二人によるバドミントン対決シーン


Q6. 作品作りで苦労されること、悩むことを教えてください。
A. 全部苦労しながら作ってます。でも描き続けていればなんとかなります。


Q7. マンガを通して読者に届けたい、伝えたい思いは何ですか。
A. 何かしら物事が上手くいってない人達に響いてくれたら嬉しいです。


Q8. 現在連載作品へ挑戦されているそうですが、読み切りと連載とのあいだにどのような相違点、共通点があるでしょうか。
A. 相違点として、読み切りは1話完結であるため、連載よりも情報量が多く、整理がすごく難しい点が挙げられます
また、連載ではこのネタをどこで出そうかという楽しみもあり、読み切りよりも主人公に多くのページを割けるのでネームが考えやすい気がしています。
連載と読み切りの共通点は、どちらもキャラがすごく大事なことです。


Q9. これからの作品への意欲を聞かせてください。
A. 多くの人に手に取ってもらえる漫画を世に出していきたいです。


Q10. これからちばてつや賞に応募を考えている方へ一言お願いいたします。
A. 絵でも話でもセリフ回しでもなんでもいいので、他の人に負けない自分の得意武器を一個でいいので磨きまくってください。そしたら必ず誰かの目にとまると思います。


若生真也先生、ありがとうございました!


ちばてつや賞・月間賞はデビューへの近道!
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