山本マサユキ先生による『100万円で家を建てる』。
マンガの後に実際の建築コラムがついています!

※この作品はフィクションです。家を建設、増築、リフォームなどする際は、建築基準法など様々な法律を遵守するよう心がけてください。

アン子、200ボルトの引き込み線を切断!!


ダレちゃん
200ボルトの太いコード切るのは怖いですね!
今回の事案ではコードのプラスとマイナス部分にハサミが接触したことで電気がショートしたんだ。
実際に家のリフォームで内装解体の時に起こりやすい事故だ。
ダレちゃん
よくあるんですか!
配電盤のブレーカーを落として「電気は通ってない」と現場のリーダーは安心してても、何も知らないバイト君が配電盤自体を撤去しようとしてやらかすらこともあるので、要注意だ。
ダレちゃん
専門でやってる人には常識でも、初めてだとわかりませんものね。
そうなんだけど‥‥。どう見てもヤバそうな雰囲気の太いケーブルにハサミを入れる度胸だけは認めるね。


家工事で起こりがちな事故とは?


まあ、家庭用の電気は200ボルトに落としてあるので、電線切ってもショートの時の火花で火傷するくらいで簡単に死ぬようなことはないけどね。
ダレちゃん
ハサミが溶けるほどの火花はヤバイですよ。
昔、塗装屋の師匠に聞いた話では、電線が近い屋根の吹き付け塗装で、吹き付け用のスプレーガンが吸い寄せられて電線に触れてしまう事故があるそうだ。
ダレちゃん
え? 吸い寄せられる?
高圧電線は磁力を帯びるので、鉄製のスプレーガンが吸い寄せられると言っていた。


屋根の塗装で九死に一生!


師匠はスプレーガンを持ってる右手から電気が入って右足から抜けて跳ね飛んだが、屋根から落ちなかったおかげで助かったそうだ。親指の付け根に2センチほどの火傷の跡が残ってたね。
ダレちゃん
それって後遺症とかはないんですか?
皮膚の表面の火傷以外は特に問題ないらしい。



家工事での事故には十分注意を‥‥!


医者には「電気が右半身を抜けたので火傷ですんだが、もしスプレーガンを左手に持っていて電気が心臓を通ってたら死んでいた」と言われたそうだ。
ダレちゃん
怖いですね〜。
しかも、師匠はこの事故を2回もやってるそうだ。
ダレちゃん
師匠さん、もう多少のことでは死ななそうですね(汗)


自宅が原因で街が停電する!?


ダレちゃん
最後の電気メーターですけど、あそこがショートすると停電になるんですか!?
いや、まあ、電気メーターまではきてる電気は200ボルトだから、メーター部分のショートで街が停電になることはないと思うよ。ただ外れた電気メーターが原因で電線が強く引っ張られて、他の電線や電気設備、そのさらに上の高圧電線(6,600ボルト)に影響が出た場合は停電もありうると思うよ。
ダレちゃん
自分の家が原因で街全部をブラックアウトさせるなんて恐怖ですね。


今週もレッツ! Do It Yourself ‼︎


ダレちゃん
この漫画は実在の人物や団体は存在しないフィクションです。真似する場合は自分でよく調べてから自己責任でお願いしますね。
ダレちゃん
それではレッツ! Do It Yourself‼︎
何でも自分でやってみよう!!

6月25日更新の第20話につづく!!


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