前編に引き続き、船のアジ釣りについて解説します。
後編は、釣ったアジの締め方についてです!
東京湾ブランド・金アジのお味は‥‥?
東京湾の金アジは、適度な脂乗り、香り、滑らかな身質で大変美味です。
刺身、なめろう、フライ、唐揚げ、塩焼き‥‥食べきれない時は干物や南蛮漬けなど、日持ちのする調理方法もたくさんあるので、アジは長く、おいしく楽しめます。
薬味たっぷりのなめろう。新鮮なアジはブリブリとした食感。少し寝かすと、旨味が増す
アジの塩焼きなど、シンプルな料理も絶品!
アジの塩焼きなど、シンプルな料理も絶品!
魚を簡単に締める方法
金アジは、釣り上げた後の処理、締めることが大切です。「神経締め」や「血抜き」などの技を必要とする締め方もありますが、30センチ程度までの魚は、基本「氷締め」が簡単で実践的です。
氷締めのやり方は、クーラーボックスに多めの氷と、氷と同じ程度の海水を入れ、そこに釣れた魚を生きているうちに入れます。海水を入れる理由は、真水では海水魚の浸透圧とに差が出てしまい、魚体が水を吸水し、水っぽい味になってしまうためです。
海水と氷を入れたクーラーボックスに入れて締める「氷締め」
気温が高い時は、食塩を追加して塩分濃度をキープするのがベストです。
サバや大きめの魚が釣れた場合は、エラの付け根をナイフやハサミで刺し、バケツの中で放血させてから海水氷に入れます。
船についているバケツ。釣れたら一度ここに保管し、船が移動するなど手が空いた時に締める
釣り席のバケツ内で死なせてしまうと魚の鮮度を大きく下げてしまいますので、数匹溜まったら海水氷の入ったクーラーへ。
釣れたての金アジは、どこのスーパーにもデパ地下にも売っていない最高級の料理素材です。そんな一級品をお家に持ち帰れます。
アカクラゲに注意!
春から秋にかけて湾内に多く出没するアカクラゲ。
釣り糸にくっいてくる赤いゼリー状のアカクラゲの触手は毒があります。触手に触れた手で目などをこすると腫れることがあるので要注意です。
小さなスポンジや歯ブラシなどを持参することをおすすめします。安全で簡単に取れます。
釣り糸にくっいてくる赤いゼリー状のアカクラゲの触手は毒があります。触手に触れた手で目などをこすると腫れることがあるので要注意です。
小さなスポンジや歯ブラシなどを持参することをおすすめします。安全で簡単に取れます。