「SHE MEETS SKATE!!」とは?

輝くガールズスケーターを紹介するスケッチー連動企画です!
彼女たちの”スケボーとの出会い"や"スケボーへの思い"を知ったアナタは、明日のガールズスケーターかも!?

(※記事の内容は雑誌掲載時のものです。)
第16回は織田夢海さんです♪

家からスケートパークまで車で10分

夢海さんはもともと、スノボーのオフトレーニングとしてスケボーを始めました。
なぜスケボーに没頭していったかは「あまり覚えていないんです…」とのことですが、きっと家からTHE DOG BOWL NAGOYAというパークまで車で10分だったことも理由の一つ。

当時そのパークには、同世代のスケーターはいなかったとのこと。でも、指導してくれる先輩スケーターが、夢海さんの成長を後押しします。
「お兄さん、お姉さんという以上に、年の離れた友達でありライバルに近い存在でした」と夢海さん。
そんな環境の中で、夢海さんはメキメキ頭角を表していったのです。
世界を驚かせたフロントサイドKグラインド‼︎

最初のコンテストで3位!

「THE DOG BOWL NAGOYAがボウルとランプがメインのパークなこともあって、最初の大会はランプで出場しました。その時3位に入賞できたことで、自信がついたんです」と夢海さん。
その後、彼女はストリートの大会にも出場することに。コンテストを控えた夢海さんは、当時まだ未完成だったオーリーをひたすら練習しました。

その際の印象深い練習が“物越え”。その名の通り、倒したカラーコーンなどの障害物を飛び越える練習ですが、着地に失敗すれば目も当てられません。
「ケガはよくしましたが、“物越え”のおかげで成長できました!」
と、夢海さんご本人はあっけらかんと振り返ってくれました。う〜ん、すごい…!
シルエットが夕景に映えてます!

海外遠征は慣れないけれど…

今や世界のトップスケーターとなった夢海さんも、大会は「毎回慣れないですし、めちゃくちゃ緊張します」とのこと。
そんな彼女の海外遠征必須アイテムはカップラーメンと日本のお米!
現地の食事が合わない場合に備えて、お守りのような存在なのです。

みんなライバル、みんな仲間

他の競技に比べて、選手間の交流が盛んなスケートボード。
夢海さんも世界的なコンテストSLS(ストリートリーグ)を通じて国内、国外問わず数々のスケーターとの仲を深めていきました。

そんな夢海さんが思い返す最高の瞬間は、2019年のDew Tour Long Beach。
「ダウンレールで大技・フロントサイドブラントをラスト1回で決められたのは最高でした!」と満面の笑み。
この勝負強さも彼女の武器なのです!!

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本コラムの第13回に登場したKAMAさんと♪ 同じ東海地方を拠点とする“仲間”です!

夢海さんのプロフィール♪

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生年月日】2006年10月30日
【出身】愛知県
【スケーター歴】8年
【憧れのスケーター】西村碧莉(日本の女子ストリート競技の第一人者!)
【影響を受けたスケーター】早川大輔
【靴のサイズ】24cm
【スポンサーブランド】DC SHOES、ムラサキスポーツ、RIDERS FACT mozo、スケートキャンデー、FULLON EYEWEAR、Grizzly Griptape Japan


(初出:「月刊ヤングマガジン」2021年第5号)

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【内容紹介】
私には、スケートボードしかない。『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』『いつかティファニーで朝食を』のマキヒロチ最旬作。
憧れのスケーターを前に、恋のほろ苦さを味わう志帆。
一方、憧子の職場に起きた出来事によって、怜との関係にある変化が訪れる。
それぞれがぶつかる壁、乗り越えるための選択。
彼女たちはスケボーとともに、少しずつ前進していく――。
ガールズスケーター群像劇、未来へと踏み出す第5巻。

※本記事掲載の写真のうち、明記のない写真は吉田佳央氏のご提供です。

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