ツーバイフォー工法はアメリカ発祥の世界的に普及している工法で、地震に強く、断熱性が高いので省エネなど、多くの利点から日本でも普及してきた。

特別な技術がなくても建てられて、安価に抑えられるというのも普及した理由のひとつだろうね。

建材の規格が統一されていて、工場で生産、現地で組み立てが可能で、工期を短縮できるのが大きい。

それに対して日本伝統の在来工法は職人（大工）の腕によって完成度が左右されたり、工期もかかるのでコストが高くなる傾向にある。

ただ在来工法は柱以外を交換しやすいため増築や改築が簡単で、規格サイズで造るツーバイフォー工法よりも設計の自由度が高い。

規格品といっても、ツーバイフォー工法は元々はアメリカ開拓時代に自分たちで簡単に家を造れるようにという理由で発展してきた工法と言われているので、特別な工具や職人技を必要としない。
そのため素人にも造りやすいんだ。

ツーバイフォーはこの工法に多く使われる木材の規格サイズ「2インチ×4インチ」のことだ。

ちなみにこのツーバイフォー工法に使われるのが、SPF材という種類の木材だ。

SPFはアメリカやカナダ産のSpruce（トウヒ）とPine（松）、Fir（モミ）の3種類の総称だ。通称ツーバイフォー材とも呼ばれている。

もちろん多くのサイズが存在するよ。

ホームセンターでもいろいろなサイズのSPF材が豊富に置いてあるので非常に便利な材料だ。

ちなみに我が家は床板から階段、本棚、テーブルまでをこのSPF材で造ったよ。

床板やテーブルにはブライワックス（BRIWAX）を使ってブラウンに着色しているんだ。この英国製ブライワックスは半練りのワックス状で板に塗り込むだけで、アンティーク家具のような風合いが出せるDIYerの間ではファンの多い優れた着色仕上げ剤です。