新人漫画家たちがヤンマガで羽ばたいていくまでをお伝えするヤンマガ新人ニュース。今回はヤンマガの新人賞出身で、2026年5月よりヤングマガジン本誌で新連載『ラットコレクティブ』を開始予定の大村知空氏にインタビューしました!

大村氏は月間賞を1回、ちばてつや賞を1回受賞されたあと、今年の5月よりヤングマガジン本誌にて新連載開始予定です。

大村知空氏 プロフィール
おしゃべりと料理と猫とギターが好きです!
早朝と深夜が嫌いです!自分の妄想と、絵を描く事が金になるなんて夢のようです!
初連載ですが、精一杯がんばります!
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サンダーロードEP.1』(2023年月間賞7月期奨励賞)↑『サンダーロードEP.1』より
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ボールはいつも冷たいほうに流れる』(2024年第90回ちばてつや賞優秀新人賞)
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↑『ボールはいつも冷たいほうに流れる』より


『ラットコレクティブ』(2026年5月ヤングマガジン本誌連載開始予定)
2069年、人々は人生のすべてを超複合企業体・GENNAIに支配されていた。GENNAI社で働いていた親友・ユーヤの死を契機にして、やるせない世界への不満を募らせる主人公・キョウスケは不思議な力を持ったネズミ・イージーと出会い、乗り手の意思によって形を変えるバイクを授かる。無骨に運命と戦い続ける男は歪な世界——GENNAIが管理・運営する日本の中心・リ東京に風穴を開けていく。
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↑『ラットコレクティブ』より


大村知空氏の新人賞受賞から連載までの道のり


Q1:ヤンマガの月間賞に応募した経緯を教えてください。
自分は元々美術をやっていて、大学でも彫刻を専攻していました。漫画家を目指して一直線というタイプではなかったんですが、自分の中にあるテーマやルーツ、物語を表現する方法として、漫画が一番合っているんじゃないかと思い、描き始めました。
ヤンマガに応募した理由は、青年誌の週刊誌の中で一番多様性がありつつ、雑誌としての信念を感じたからです。カッコつけた事言いましたが、ヤンマガって一番不潔で下品なのがカッコいいと思ってました。


Q2:漫画家と芸術家の創作活動の違いはどのような点にあるでしょうか? それぞれの活動で続けていること、モチベーションとなっていることも教えてください。
芸術は極端に言えば理解されなくても成立しますが、漫画は読者に読まれて初めて成立する。そこが大きな違いかなと思います。
ただ、自分が寂しがり屋なのに最近気づき、ちょっとはわかって欲しい…という欲望が今は強いので漫画を描いているだけで、なにかを制作するというモチベーションに差はあまりありません!
何か面白い文化を作っていけたらいいなと思いながら、日々制作しています!


Q3:月間賞からちばてつや賞まで、受賞のために努力したことがあれば、当時のご感情とともにお聞かせください。
中々思うような結果が出ていなかったので、結果を求めて制作しました!
ちばてつや賞の歴代受賞作を沢山読み、編集部が何を求めているのかを分析して描いたつもりでしたが、読み返すと全然分析通りに描けてないなと感じます。
だけど、分析通りに描けなかった所にこの漫画の良さがあり、いい結果に繋がったのかなと思います!


Q4:連載決定おめでとうございます! 月間賞から連載作まで、大村氏の作品には一貫して流れる魂のようなものを感じています。3作品の共通項はなんでしょうか?
生きてると毎日思っていたのと違う事ばかり起こるし、自分の力ではどうしようもない事も沢山あります。大きな社会の構造に純粋な心が傷つく事もあれば、大きく流れる時間に絶望したり。
だからこそ、ふと現れる非日常だったり、なんとなく隣の人が何考えてるかわかったような気がした時に喜びとか幸せがあると思ってます。
3作品ともそういう瞬間を表現できればと思いながら制作しました。


Q5:連載開始前の今の時期、苦しいことや逆に楽しかったことはなんでしたか?
連載前とはいえ、日々の生活はわりと淡々としています。
朝起きるのがしんどかったり、やらなきゃいけないことが多すぎてパンクしそうになったり。
「ちゃんと今を生きなきゃな」というプレッシャーが苦しい時もあります。
でも、いい絵が描けた時とか、人と話して笑った時みたいな何気ない瞬間がすごく楽しいです。


Q6:今回の連載作品で特に力をいれているポイント、特に注意して見てほしいポイントはなんでしょうか?
この漫画には「無敵の人」は出てきません。
みんな迷いや不安を抱えた、弱さを持った人間たちです。
そんな中、懸命に生きていくキャラクター達の成長やアクションに注目してくれると幸いです。
自分でもこの漫画がどう転がっていくのか不安でもあり楽しみです!


Q7:編集者との打ち合わせで大切・意識していることはありますか?
編集者も自分も人間だと言う事を忘れないようにしています!
自分がバカですぐ言われた事を忘れたりしてしまうのに、根気よく付き合ってくれて、いつも冷静な意見とアドバイスをくれる担当編集さんに感謝とリスペクトを忘れないようにしたいです。


Q8:これから新人賞への応募を考えている人に一言お願いいたします!
漫画にはメソッドも技術もあると思います。僕もまだまだ勉強しなければいけない事だらけだし、まんが道は果てしないなあと痛感してます。が、勉強も大切だけど、新人賞に関しては自分の好きなものを体重かけて最後まで描き切る事が大切だと思います!


ありがとうございました!


ちばてつや賞・月間賞はデビューへの近道!
ヤングマガジン編集部は力強い作品をお待ちしております!


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